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[ 2004年7月1日の「全日病ニュース」から ]
※『全日病ニュース』は全日本病院協会が毎月1日と15日に発行する機関紙で す。
記事No. 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 
■ 北海道学会
延3,600名が参加。過去最大規模
プログラムの質とバリエーションが来場者を魅了

 全日本病院学会第46回大会(大橋正實学会長)が6月26日、27日、北海道支部の担当で札幌市で開催され、延3,600名が参加した。過去最大規模を記録した第44回大阪学会を上回るスケールと盛り上がりを示した。

日医植松新会長が冒頭特別講演。厚労省中島審議官が基調講演

 開会式には日本医師会植松治雄会長が来賓として出席、挨拶を行なった。また、坂口厚生労働大臣から祝辞が寄せられ、大臣官房中島正治審議官が代読した。
 開会式に続いて、日本医師会植松会長は「日本医師会の『今後の方向性について』」と題した特別講演を行ない、医療制度改革に対する日医の方針をあらためて説明した上で、国民皆保険とフリーアクセスを維持するために必要な医療人の努力を訴えた。植松会長は、本学会の前夜にもたれた全日病会長招宴にも列席、当協会および札幌学会関係者との交流を深めた。
 厚労省中島審議官は、シンポジウム「良質な医療の具体的な尺度と病院経営のあり方」で基調講演を行ない、わが国医療が直面する課題を整理して示すとともに、良質な医療に向けた関係者の取り組みに期待を寄せた。
 「新たな看護のあり方」「患者満足度」「病院における接遇」「人事考課」「DPC後の病院経営」「医療安全とIT」など、本学会では、タイムリーかつバリエーションに富むテーマが取り上げられた。ランチョンセミナーとモーニングセミナーという初の企画にも大勢のコメディカルが参加した。
 北海道学会は、なによりメッセージ性と先見性の高いプログラムで来場者を魅了した。その来場者も、会員以外の病院とくに大学・公的病院からの参加を得ることができた。その結果、どの会場も満席に近い入り込みが実現しただけでなく、熱く真剣な眼差しにあふれた全日病学会が実現した。
 北海道学会は、医療と病院経営の質、患者満足度と職員満足度を高める英知、情報、ハートに溢れ、まさに「医療人の誇りを問う」にふさわしいレベルを獲得した。
(2004年7月1日号)

【用語の説明】
●全日本病院学会
  当協会(全日本病院協会)が毎年開催する学会。各支部が主催団体となり、会員病院を対象に、医療と病院に関するテーマを掲げてシンポジウム、講演、研修講義、研究発表などのプログラムを2日間の日程で開催します。各学会が開催する医師・医学研究者の研究会と異なり、看護婦、薬剤師、事務スタッフなど病院各職の従事者が一堂に集う点に特色があります。

●フリーアクセス
 健康保険証を提示すれば「いつでも、だれでも、どこでも」医療機関にかかることができる制度を「フリーアクセス」と言い表しています。
 患者が医療機関を自由に選択できるわが国の公的医療保険の特徴の1つで、保険診療が認められている医療機関であれば、患者(被保険者)は誰でも、どの医療機関であっても、夜間救急の場合のようにいつでも診療を受けることができます。
 例えばイギリスでは、原則として、地域の家庭医を受診した後に、必要に応じて専門医や病院を受診するという仕組みになっています。

●DPC
 「DPC」とは、正確には、2003年度から特定機能病院の急性期入院医療に導入された包括払い方式において、包括払いの対象となる疾患分類をいいます。ここでは、その包括払い方式を指しています。詳しくは2003年5月1日号の記事No.1の「用語の説明:特定機能病院へのDPC(包括評価のための診断群分類)導入」を参照。

シンポジウム「病院における接遇のあり方と実際」の会場風景
シンポジウム「病院における接遇のあり方と実際」の会場風景

モーニングセミナー「リスクマネージメント」の会場
モーニングセミナー「リスクマネージメント」の会場

画面に見入る参加者  セミナー「災害救急における連携」の会場風景
▲画面に見入る参加者  セミナー「災害救急における連携」の会場風景

セミナー「人事考課の実際」
▲セミナー「人事考課の実際」


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