全日病ニュース

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「ホールディングカンパニー型法人」へ、規制緩和を求める

「ホールディングカンパニー型法人」へ、規制緩和を求める

 

 産業競争力会議の医療・介護分科会は12月25日に、9月以降の諸課題の検討状況を中間整理。その中で「非営利ホールディングカンパニー型法人」の創設を取り上げ、必要な規制緩和の検討を求めた。「中間整理」は、1月に閣議決定される成長戦略の実行計画に盛り込まれる。

医療・介護等分科会「中間整理」から
●「非営利ホールディングカンパニー型法人制度(仮称)」の創設
・新法人が傘下法人を社員総会等を通じて統括できるようにするため、医療法人や社会福祉法人の構成員に法人も認める等、規制緩和を検討する。
・議決権その他の新法人のガバナンスに関する事項を定款で自由に定めることを可能とする等の措置を検討する。
・グループ内法人間での金銭貸付や債務保証やグループ内法人間での剰余金の効率的活用を可能にする等の措置を検討する。
・新法人と傘下法人からなるグループが地域包括ケアを担う医療介護事業等を行なう営利法人への出資を認める等の措置を検討する。
 その他必要な論点について2014年中に結論を得て、制度的措置を速やかに講じる。