全日病ニュース

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四病協 賀詞交歓会に684人。話題はもっぱら改定率

四病協 賀詞交歓会に684人。話題はもっぱら改定率

▲祝辞を述べる田村厚生労働大臣

四病協 賀詞交歓会に684人。話題はもっぱら改定率

 

 1月9日にホテルオークラ東京で開催した四病院団体協議会の2014年賀詞交歓会(新年の集い)に684人が参加した。
 政界からは田村憲久厚生労働大臣を初めとする国会議員85人(代理人を含む)、厚労省の医政局長を初めとする省庁関係者も34人が出席した。
 消費税の8%への引き上げを踏まえた診療報酬改定を前に、会場は、もっぱら改定率をめぐる話題であふれた。
 そうした中、当番団体である日本病院会の堺常雄会長が主催者を代表して挨拶。「率直に申し上げると、ネットでプラス0.1%と発表された改定率は、実質にはマイナス1.26%ではなかったか」と指摘した。
 同時に、薬価引き下げ分が本体報酬の財源とならなかったことに言及、「これが前例にならないようにしていただきたい」と国会議員に注文。
 田村大臣は、祝辞で、「消費税対応分の1.36%はちゃんと押さえた。全体でプラス0.1%は少ないという声もあるが、900億円の基金を確保した。必要なものはそれらで対応してまいりたい」と改定率を擁護。
 その一方で、「四病協にはしっかりと地域の医療を支えていただきたい」と注文した。