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中医協総会:14年度の改定検証調査の実施を決める

中医協総会
14年度の改定検証調査の実施を決める

 

 5月14日の中医協総会は「2014年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査実施案」を了承した。
 調査12項目のうち、経過措置期間を終えて新たな届け出をするなど改定の影響が明らかになるまで時間がかかる6項目は2015年度に調査するが、それ以外の6項目は14年の後半に調査と結果分析を行ない、来年1月以降の報告(速報)をめざす。
 ただし、14年度調査のうち「同一建物同一日の訪問診療等の適正化による影響調査」は、訪問診療等の実施が困難な地域の把握を急ぐために前倒しし、10月に報告(速報)を出す。
□2014年度の調査項目
●同一建物同一日の訪問診療等の適正化による影響調査
●機能強化型訪問看護ステーションの実態と訪問看護の実施状況調査
●適切な向精神薬使用の推進や患者の地域移行と地域定着の推進等を含む精神医療の実施状況調査
●救急医療管理加算等の見直しによる影響や精神疾患患者の救急受入を含む救急医療の実施状況調査
●夜間看護要員配置の評価や72時間要件を満たさない場合の緩和措置による影響及び医療従事者の負担軽減措置の実施状況調査
●後発医薬品の使用促進策の影響及び実施状況調査
□2015年度の調査項目
●主治医機能評価の新設や紹介率・逆紹介率の低い大病院における処方料等の適正化による影響を含む外来医療の機能分化・連携の実施状況調査
●在宅療養後方支援病院の新設や機能強化型在支診等の評価見直しによる影響等在宅医療の実施状況調査
●訪問歯科診療の評価及び実態等に関する調査
●廃用症候群に対するリハの適正化、リハの推進等による影響や維持期リハの介護保険への移行の状況を含むリハの実施状況調査
●胃瘻の造設等の実施状況調査
●明細書の無料発行の実施状況調査