全日病ニュース

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2025年に向けた中長期の社会保障像を議論

2025年に向けた中長期の社会保障像を議論
「社会保障制度改革推進会議」を設置

 政府は「社会保障制度改革推進会議」に関する政令を6月6日に閣議決定した。
 社会保障改革プログラム法にもとづくもので、政令は、社会保障制度改革推進会議令と同会議規定の施行日の2件。
 改革推進会議は2025年に向けた中長期の社会保障像を議論し、1年程かけて報告書をまとめる。第1回会議を6月下旬から7月にかけて開催する。
 議論のテーマ別に非常勤の専門委員も置く方針で、医療・介護については今秋までに、制度横断的な課題については年末以降に専門委員を選任する。改革推進会議のホームページを立ち上げるとともに、会議はインターネット中継される。
 委員は6月12日付で11名が任命されたが、そのうちの8名は社会保障制度改革国民会議の委員を務めている。
 改革推進会議の課題について、甘利内閣府特命担当大臣は6月6日の記者会見で、次のように語った。
 ― 前身の国民会議の検討項目に沿って、それをより具体化、かみ砕いた制度設計を図っていく。経済財政諮問会議の下の『選択する未来委員会』が提示したように、50年先に向けて何が大事であり、それに2020年ぐらいまでに対応することが大事ということを踏まえ、プライオリティを決めて進めていくことになろう。    

【社会保障制度改革推進会議の委員】
伊藤元重(東大大学院教授)
遠藤久夫(学習院大経済学部長)
大日向雅美(恵泉女学園大大学院教授)
権丈善一(慶大教授)
神野直彦(東大名誉教授)
清家篤(慶応義塾長)
武田洋子(三菱総合研究所主席研究員)
土居丈朗(慶大教授)
増田寛也(東大大学院客員教授)
宮島香澄(日本テレビ解説委員)
山崎泰彦(神奈川県立保健福祉大名誉教授)