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次期改定に向けた議論を開始。第1弾は「在宅医療」
【中医協総会】
次期改定に向けた議論を開始。第1弾は「在宅医療」
2月18日の中医協総会は、次期改定に向けて、在宅医療について議論した。事務局(厚労省保険局医療課)は、訪問診療、訪問看護とともに「外来応需体制の運用のあり方」を課題にあげた。
宮嵜医療課長は、在宅医療の重要な課題の1つに認知症対策をあげた。また、診療報酬上の課題として、「患者の疾患別対応に対する評価が薄いという点が議論の1つになる」との認識を示した。
これまで、フリーアクセスを堅持する立場から、外来専門の保険医療機関は認めていないが、宮嵜課長は「これは、法令上、明確に規定された要件ではない」とし、「提供範囲内の被保険者の求めに応じて、医学的に必要な場合の往診や、訪問診療に関する相談に応需することなど、客観的な要件を示すことを検討してはどうか」と、検討の方向性を論点で示した。