全日病ニュース

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第6期の全国平均は5,514円。2025年の見込みは8,165円

介護保険料

第6期の全国平均は5,514円。2025年の見込みは8,165円

 厚生労働省はこのほど、介護保険の保険料に関する全国市町村の動向をまとめた。それによると、第6期介護保険事業計画期間(2015年度~17年度)における第1号保険料基準額の全国平均(月額・加重平均)は第5期の4,972円から10.9%増の5,514円となり、初めて5,000円を超えた。
 第6期における都道府県平均額の最高は沖縄県の6,267円、最少は埼玉県の4,835円。保険者別では、最高額が奈良県天川村の8,686円、最少額は鹿児島県三島村の2,800円であった。
 厚労省は、第6期事業計画における各保険者の推計値をもとに、今後も利用者の増加が続き、現行の給付水準が維持されると、全国の保険料は20年度に6,771円、25年度には8,165円になるとの見込みを示した。
 保険料は第1期こそ2,911円であったが、第2期は3,293円、第3期は4,090円、第4期は4,160円と上昇の一途をたどっており、第6期には介護保険開始時の約1.9倍にまで増加する。