全日病ニュース

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42都道府県に118の「災害時医療支援活動指定病院」

42都道府県に118の「災害時医療支援活動指定病院」

 5月23日の2015年度第1回理事会・第2回常任理事会で、全日病の「災害時医療支援活動指定病院」に申請のあった6会員病院の指定が認められた。これで、全国の指定は118病院となった。
 「災害時医療支援活動指定病院」とは災害時医療支援活動を担う会員病院を指し、災害時医療支援活動規則にもとづいて医療支援活動の実績がある病院を支部が推薦、救急・防災委員会の選定を経て、常任理事会が指定している。
 全日病は、別途、会員病院に訓練された災害時医療支援活動班(AMAT=All Japan Hospital Association MedicalAssistance Team)を配備する制度をもち、AMATを有するAMAT病院の整備を進めているが、指定病院は災害時に出動したAMATに活動拠点を提供するとともに、AMATを管理・調整を担うことになる。
 この指定病院制度を拠点的に支えるのが災害時医療支援活動を中核的に担う災害時医療支援活動幹事指定病院とそれを支援する災害時医療支援活動副幹事指定病院で、いずれも支部が指定病院の中から指定する。
 指定病院は5月現在で5支部(5県)を除く42都道府県に分布しており、幹事指定病院・副幹事指定病院は17支部(17府県)を除く30都道府県で整備されている。
 指定病院制度はこの11月で満2年を経過する。救急・防災委員会(加納委員長)は「指定病院と幹事・副幹事指定病院の空白支部をゼロにすることが当面の急務」とし、AMAT隊員を養成する研修活動ともども力を注いでいる。