全日病ニュース

全日病ニュース

最適使用推進GLの透明化求める

最適使用推進GLの透明化求める

【日病協】
オプジーボの対応を協議

 日本病院団体協議会は9月2日に代表者会議を開き、高額薬剤への対応などを議論した。会見によると、2018年度改定を待たずに、抗がん剤のオプジーボの薬価を引き下げることについて、慎重な対応を求める意見が多かったものの、賛否両論があり、意見集約することは見送った。高額薬剤の最適使用推進ガイドラインに関しては、策定過程の透明化を求める意見があった。
 オプジーボの「期中改定」に対しては、診療報酬改定本体に薬価引下げ財源が戻る可能性が低く、中医協の診療側から「期中改定ありきではない」との意見が出ている。四病院団体協議会も慎重な対応を求めている。日病協でも慎重な意見が多かったが、一部に賛成意見もあり、意見集約は行わなかった。
 一方、高額薬剤の最適使用推進ガイドラインに関しては、策定過程が不透明であることを問題視する意見が出たという。学会とPMDA(医薬品医療機器総合機構)が科学的根拠に基づいて策定することになっているが、担当者の名簿は非公表で不透明感がある。中医協が策定に積極的に関わり、病院団体の意見を反映させるべきとの認識を共有した。
 また、7対1入院基本料を算定する病院に病棟転換などの意向をきいた調査の集計結果は、9月23日の代表者会議の了承を得て公表することを決めた。

 

全日病ニュース2016年9月15日号 HTML版

 

 

全日病サイト内の関連情報
  • [1] 日病協のうごき:お知らせ - 全日本病院協会

    http://www.ajha.or.jp/topics/nichibyou/

    全日病(公益社団法人全日本病院協会)による「日病協」(日本病院団体協議会)の最新
    情報紹介。最新の日本の病院団体の状況が確認できます。

  • [2] 7対1の移行など2016年度改定の影響を調査|第873回/2016年6月 ...

    http://www.ajha.or.jp/news/pickup/20160615/news09.html

    2016年6月15日 ...日病協】 新専門医制度「議論が煮詰まっていない」. 日本病院団体協議会は5月27日、
    2016年度診療報酬改定の影響を調査することを決めた ... 中医協の診療報酬改定結果
    検証部会が調査結果をまとめるのを待たずに、日病協として主要な改定項目の影響を
    ... 悪性黒色腫のがん免疫療法治療薬として保険収載されたオプジーボ(小野薬品工業)
    が肺がんに適用が拡大され、さらに複数の適用で治験が始まっている ...

  • [3] 費用対効果評価の医薬品7品目、医療機器5品目を決定

    http://www.ajha.or.jp/news/pickup/20160601/news04.html

    2016年6月1日 ... 全日病ニュース・紙面PDF(2016年6月1日号) PDFリンク. 費用対効果評価の医薬品7
    品目、医療機器5品目を決定. 【中医協・専門部会】 ハーボニーやオプジーボが対象に.
    中医協の費用対効果評価専門部会(荒井耕部会長)は4月27日、4 ...

本コンテンツに関連するキーワードはこちら。
以下のキーワードをクリックすることで、全日病サイト内から関連する記事を検索することができます。