全日病ニュース

６病院のがん診療拠点病院の新規指定を了承

【厚労省検討会】
今後の検討スケジュール示す

　厚生労働省の「がん診療連携拠点病院等の指定に関する検討会」（山口建座長）は１月12日、新しく６施設をがん診療連携拠点病院等に指定することを了承した。10都道県が計13病院を推薦し、うち６病院の指定を了承した。４月から指定する。
　６病院は次のとおり。◇小樽市立病院（北海道、地域がん診療病院）◇北海道中央労災病院（北海道、地域がん診療病院）◇小山記念病院（茨城、地域がん診療病院）◇都立墨東病院（東京、地域がん診療連携拠点病院）◇南奈良総合医療センター病院（奈良、地域がん診療病院）◇北部地区医師会病院（沖縄、地域がん診療病院）。
　熊本市立熊本市民病院の地域がん診療連携拠点病院の指定を、６日付で取り消したことが報告された。熊本地震で被災した影響で要件が未充足となり、推薦した熊本県が指定辞退を申し出た。
　そのほか、厚労省が、今後のがん診療連携拠点病院と小児がん拠点病院のあり方に関する検討のスケジュールを示した。2017年６月に第３期のがん対策推進基本計画を作成し、２つの拠点病院のあり方に関する検討会で議論する。2018年３月にがん診療連携拠点病院と小児がん拠点病院整備指針を改正して、2019年１月に拠点病院を指定し、2019年度から新指針に基づく運用を開始する。