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新専門医制度の詳細なスケジュールを報告

【日本専門医機構】

　日本専門医機構（吉村博邦理事長）は９月１日の会見で、来年度に開始する新専門医制度のスケジュールを報告した。総合診療専門医を含むすべての基本診療領域の審査を10月１日までに終わらせ、各学会のホームページ（ＨＰ）で登録を開始。12月１日～ 15日までに採否を決定する。１次募集で決まらない場合の２次募集も12月16日から翌年１～２月にかけて実施する。
　新専門医制度の来年度開始に向け、機構と各学会は準備を急いでいる。今回、理事会で詳細なスケジュールを了承した。現在は10月１日に１次登録が始められるよう研修プログラムの審査を進めている。機構が実施する１次審査を通った研修プログラムは、順次各学会のＨＰに掲載している。ただ都道府県協議会のチェックを受ける２次審査はまだ終了しておらず、変更が加わる可能性は残るとした。
　10月１日には、すべての基本診療領域の研修プログラムの２次審査を終え、１次登録を開始する。１次登録の期間は10月１日～ 11月15日で、11月16日～ 30日に採用確認と調整を行う。その後、12月１日～ 15日に採否を決定する。１次登録で研修先が決まらなかった研修医のために12月16日～１月31日までを２次登録の期間とする。同様に２月１日～ 14日で調整し、２月15日～ 28日に採否を決定する。
　吉村理事長は、「それでも決まらない場合は空席のある研修施設と調整する」と述べた。また来年度は「１次登録を５～６月には開始したい」と述べた。
　機構が設計した専攻医の登録システムは、ほぼ完成しており、近く登録マニュアルをＨＰに掲載する予定という。
　総合診療専門医以外の基本診療域は、各学会のＨＰから登録する。
　総合診療専門医については、「研修場所は各地域・へき地が望ましい」ことを同日の理事会で確認した。