全日病ニュース

総合診療専門研修プログラムの認定のプロセスに疑義

【四病協】日本専門医機構に意見書提出

　四病院団体協議会は10月２日、日本専門医機構の吉村博邦理事長あてに総合診療専門研修プログラムの一次審査結果に関する意見書を提出した。プログラムの認定プロセスの公正さに疑義を感じるとし、①プログラム募集の段階で一次審査結果を明確にすること、②認定に至らなかったプログラムに対し理由を文書で示すことを求めている。
　総合診療研修プログラムの整備基準が理事会で承認され、８月10日に「総合診療プログラムについて（お願い）」が公開されているが、９月25日付で同機構のホームページに公開された一次審査基準について、これを理事会で決定した日時を明確にすべきとしている。
　また、「総合診療プログラムについて（お願い）」において、「僻地等の専門研修が含まれるものを優先すること」としているのに対し、９月25日付の一次審査基準では「研修を条件とし優先する」とされたことから、条件化された経緯について説明を求めた。プログラム責任者が明示的な基準を事前に確認できる体制は、公正な審査をするために必要かつ当然の原則と指摘している。そのほか、認定されなかったプログラムに対し、その理由を文書で発出することを求めた。