全日病ニュース

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ロボット掃除機の贈呈式行う


ロボット掃除機を寄贈したアイロボット社の挽野元社長(右)と猪口雄二会長、PHJの小田晉吾理事長(左)

ロボット掃除機の贈呈式行う

アイロボット社から被災地域の61病院に寄贈

 東日本大震災および熊本地震で被災した病院に対する支援の一環として、アイロボット社よりロボット掃除機ルンバの寄贈の申し出があり、4月21日の常任理事会に際し、贈呈式が行われた。ロボット掃除機の寄贈は、特定非営利活動法人ピープルズ・ホープ・ジャパン(PHJ)の仲介によって実現し、61病院に計170台が送られた。
 贈呈式では、アイロボット社の挽野元社長から猪口雄二会長に目録が贈呈されるとともに、猪口会長が挽野社長とPHJの小田晉吾理事長に感謝状を授与した。
 挨拶した挽野社長は、「今回PHJの取り計らいで被災した病院にロボット掃除機を提供することができた。被災した病院ではまだ不便もあると思う。
 病院で働く方々に時間の余裕をもって過ごしていただきたい。微力ではあるが、ルンバが役に立つことを願って寄贈した」と述べた。
 PHJの小田理事長は、「寄贈の話をきいたときに、被災した病院に送ることが一番よいと考え、猪口会長に相談した」と今回の経緯を紹介。今後も全日病と協力していきたいと述べた。
 猪口会長は、「PHJには先の震災に際し義援金などで協力をいただいた。
 今後もPHJとともに社会のための活動を続けていきたい」と述べ、感謝の意を表明した。
 アイロボット社は、1990年の創業で産業用ロボットから始まった会社。東日本大震災の原発事故では、放射線の測定や建屋内の撮影にかかわった経緯がある。

 

全日病ニュース2018年5月15日号 HTML版