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安倍首相が今後3年間の社会保障改革の検討を指示
安倍首相が今後3年間の社会保障改革の検討を指示
【経済財政諮問会議】加藤厚労相は健康寿命3年延伸の目標示す
経済財政諮問会議は4月12日、社会保障をテーマに今後の改革のあり方や重点課題について議論した。
諮問会議の議長である安倍晋三首相は社会保障について、「今後3年程度で取り組む改革の方向性について、歳出の水準も含め、しっかりと検討する必要がある」と述べ、2019~ 2021年度の3年間の歳出水準について、関係大臣に検討を進めるよう指示した。
政府は、骨太方針2015で、2016 ~2018年度の3年間の社会保障費の伸びを1.5兆円に抑える目安を掲げ、歳出抑制を図った。安倍首相の発言は、来年度からの3年間についても同様に社会保障費の目安を設定し、6月に策定する骨太方針2018に盛り込むことを念頭に置いているとみられる。
また、民間の有識者議員は、社会保障改革に関して提言。「経済再生と財政健全化の両立のカギは社会保障改革にある」と述べるとともに、「高齢者人口がピークを迎える2040年頃を展望すると支え手の減少に対応した社会保障改革を進める必要がる」と指摘。「今後3年間で全世代型社会保障の実現を目指し、歳出改革を推進・加速するとともに、人生100年時代において健康寿命を延ばし、高齢者も長く就業できるようにすることで支え手を増やし、給付と負担の見直しを同時並行で進める必要がある」と述べている。
一方、加藤勝信厚労相は「2040年を見据えた社会保障改革の課題」と題する資料を提出。「来年10月予定の消費税率引上げで、一体改革に関わる社会保障の制度改革が完了する」との認識を示した上で、一体改革後の社会保障について、「今後数年は持続可能な経済財政の基盤固めに向けた構造改革の重要な期間となる」と指摘。2025年以降の現役世代の人口の急減という新たな局面における課題への対応が必要であるとし、「健康格差の解消により2040年までに健康寿命を3年以上延伸し、平均寿命との差の縮小を目指す」と展望した。また、労働力の制約が強まる中での医療・介護サービスを確保するため、テクノロジーの活用により、医療・介護サービスの生産性向上を目指す考えを強調した。そのほか、民間議員の要求に応え、社会保障費のシミュレーションを行う考えを示した。
全日病ニュース2018年5月15日号 HTML版
[1] 2018年度診療報酬改定に向けた議論を開始|第887回/2017年2月1 ...
https://www.ajha.or.jp/news/pickup/20170201/news05.html
2017年2月1日 ... 次期改定は薬価制度の抜本改革や費用対効果評価の本格的導入などもあり、例年
以上の過密スケジュールとなりそうだ。 ... 厚労省は、一般歳出の約55%を社会保障
関係費が占めていることや、歳出が歳入を上回り、国債残高が累増して ... さらに、少子
化による人口減少で、医療・介護の「支え手」が減少していることを指摘。[2] 全日病ニュース・紙面PDF(2017年7月1日号)
https://www.ajha.or.jp/news/backnumber/pdf/2017/170701.pdf
2017年7月1日 ... 象外消費税の問題とともに、社会保障. の財源確保の観点から、さらなる先送 ... 職の
職務の中で、共に全日病を支えた. 会員に謝意を表するとともに、新執行 ..... て歳出・
歳入両面の改革を進める考え. を強調。社会保障分野では、地域医療.[3] 全日病ニュース 2017年2月1日号
https://www.ajha.or.jp/news/backnumber/pdf/2017/170201.pdf
2017年2月1日 ... 社会保障審議会・医療部会(永井良. 三部会長)は1 ..... 【資料】薬価制度の抜本改革に
向けた基本方針 (2016年12月20日・4大臣合意). 高額薬剤の .... 厚労省は、一般歳出
の約55. %を社会 ... 療・介護の「支え手」が減少している. ことを指摘 ...
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