全日病ニュース

10連休の休日加算等の取扱いで要望書

【日病協】不測の事態には特段の取り計らい求める

　日本病院団体協議会（山本修一議長）は３月28日、「10連休等の長期連休における休日加算等の取扱いについての要望書」を根本匠厚生労働大臣あてに提出した。
　４月27日から５月６日までの10連休中の診療報酬の扱いについては、厚生労働省より１月31日付で通知が発出され、初・再診料、外来診療料に係る休日加算および処方箋の交付について、いずれも「従前の通り」とする取扱いが示されている。
　日病協としては、大型連休中の医療提供体制が混乱をきたさないよう全力で取り組むこととしているが、地域の実情によっては、一定の医療機関に患者が集中する可能性も指摘されている。このため、突発的かつ不測の事態が発生した際には、次の点を含めて特段の取り計らいを求めた。
　①期間中の入院患者数が許可病床数の上限を超えた場合、地域の実情に応じて一定割合（数）の上限を超えた入院（いわゆるオーバーベッド）や期間中の人員配置基準の緩和措置を要望する。
　②地域の実情に応じて、期間中のレセプト提出・受付期限や処方箋有効期限の延長を要望する。