全日病ニュース

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ホーム全日病ニュース(2020年)第972回/2020年10月1日号7月の医業利益率の落ち込みは5.8ポイント

7月の医業利益率の落ち込みは5.8ポイント

7月の医業利益率の落ち込みは5.8ポイント

【病院経営調査】6月に続き回復傾向示すが赤字は続く

 全日病、日本病院会、日本医療法人協会の3病院団体は9月10日、7月分の病院経営調査の結果を公表した。回答した177病院全体の7月の医業利益率は▲4.4%で、対前年比で5.8ポイントの落ち込みだった。新型コロナの影響で病院経営は4月、5月と悪化。6月にわずかに回復し7月も回復傾向を示したが、赤字が続いている。
 今回調査は、第1四半期の調査で回答した病院から222病院を抽出し調査票を配布。177病院からの回答を分析した(有効回答率80%)。177病院で新型コロナ患者の受入れの有無や医療機能の違いは区別していない。
 回答病院の医業利益率の推移をみると、4月が▲17.4%、5月が▲18.4%、6月が▲16.0%、7月が▲4.4%。7月になりマイナス幅が縮小した。対前年比での医業利益率の落ち込みは、4月が13.9ポイント、5月が17.4ポイント、6月が7.5ポイント、7月が5.8ポイントで、同傾向を示している。
 7月の医業収益は、対前年比で▲6.3%、医業費用は▲0.8%。収入では、健診・人間ドック等収入が▲12.7%で悪いが、5月は▲69.7%まで下がっていた。入院は▲6.4%、外来は▲5.4%で、マイナス幅が改善しつつある。

 

全日病ニュース2020年10月1日号 HTML版