全日病ニュース

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医療計画見直しの報告などを了承

医療計画見直しの報告などを了承

【社保審・医療部会】各法案を通常国会に提出し成立目指す

 社会保障審議会・医療部会(永井良三部会長)は12月25日、医療計画の見直しや外来機能の明確化の仕組み、医師の働き方改革など各検討会等がまとめた報告書などの説明を受け、了承した。厚生労働省は1月18日に始まった通常国会に各法案を提出した。
 厚労省から、「新型コロナウイルス感染症対応を踏まえた今後の医療提供体制に向けた考え方」、「外来機能の明確化・連携、かかりつけ医機能の強化等に関する報告書」、「医師の働き方改革の推進に関する検討会・中間とりまとめ」などの報告があった。
 今後の医療提供体制に向けた考え方では、医療計画の5疾病5事業に「新興感染症等の感染拡大時における医療」を追加する方針が示された。全日病副会長の神野正博委員は、これに賛意を示すとともに、「念のための備えとしての、病床あるいはヒト・モノ・カネの手当を診療報酬とは別枠で確保しておくことも計画に盛り込むべき」との考えを改めて示した。
 また、民間病院においても公立・公的等とほぼ同数の病院がコロナ患者を受け入れているとの厚労省のデータに言及し、「一部に誤解が生じている」と周知を求めた。
 外来機能の明確化では、紹介患者中心の病院を位置づけ、紹介状なし受診患者への定額負担を義務化する仕組みに対し、日本病院会会長の相澤孝夫委員が、明確に反対した。神野委員は、外来機能報告制度など外来機能の明確化に向けた提案の一部を評価しつつ、「かかりつけ機能のあり方などもう少し詰めるべきことがあり、定額負担の対象拡大や金額の議論をするのは時期尚早」と述べた。
 日本医療法人協会会長の加納繁照委員は、「定額負担の対象である特定機能病院や地域医療支援病院は、診療報酬の特典がある。新たな対象病院にも報酬面の配慮を求める」と強調した。

 

全日病ニュース2021年2月1日号 HTML版

 

 

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  • [1] 全日病ニュース・紙面PDF(2020年9月15日号)

    https://www.ajha.or.jp/news/backnumber/pdf/2020/200915.pdf

    2020年9月15日 ... 全日病副会長の神野正博委員は、. 「前. 提条件として、 ... 他の委員も概ね厚労省
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