全日病ニュース

全日病ニュース

ホーム全日病ニュース(2021年)第980回/2021年2月15日号コロナ交付金で最大額は従事者慰労金の4,133億円

コロナ交付金で最大額は従事者慰労金の4,133億円

コロナ交付金で最大額は従事者慰労金の4,133億円

【緊急包括支援交付金】交付実績を公表

 厚生労働省は2月2日、新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金(医療分)の主な事業の医療機関等への都道府県別の交付実績(2021年1月15日時点)を公表した。様々な事業が実施されている中で、最も金額が大きかったのは、「従事者慰労金交付事業」の4,133億円(17万5,158件)、次いで、「重点医療機関体制整備事業」の3,603億円(1,196件)、「医療機関・薬局等における感染拡大防止等支援事業」の1,283億円(11万4,304件)となっている。
 そのほかの事業では、「感染症対策事業のうち病床確保事業」が606億円(1,505件)、「感染症対策事業のうち宿泊療養施設確保事業」が323億円、「入院医療機関設備整備事業」が144億円(668件)、「帰国者・接触者外来等設備整備事業」が40億円(755件)、「重点医療機関設備整備事業」が190億円(269件)、「救急・周産期・小児医療体制確保事業のうち設備整備事業」が721億円(700件)、「救急・周産期・小児医療体制確保事業のうち支援金事業」が609億円(1,332件)。
 都道府県別では、東京都の「重点医療機関体制整備事業」が120件で809億円と最も金額が大きく、東京都の「従事者慰労金交付事業」の476億円(2万2,455件)より大きい。また、「重点医療機関設備整備事業」は実績がゼロの県も少なくない。

 

全日病ニュース2021年2月15日号 HTML版