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ホーム全日病ニュース(2021年)第984回/2021年4月15日号創立60周年記念の大臣表彰・会長表彰で42名を表彰

創立60周年記念の大臣表彰・会長表彰で42名を表彰

創立60周年記念の大臣表彰・会長表彰で42名を表彰

猪口会長が日本の医療を支える病院団体として決意示す

 全日病は3月27日、臨時総会の終了後に創立60周年を記念して厚生労働大臣表彰・会長表彰を行い、大臣表彰22名、会長表彰20名の計42名が表彰された。表彰式には、厚生労働大臣の代理で迫井正深医政局長が出席し、表彰状を授与した。
 全日病は、初代会長の小澤凱夫先生を中心として、1960年に民間病院を主体とする全国組織として創設され、2013年4月には公益社団法人として認可を受けた。60周年を迎えた2020年4月時点の会員数は2,552病院を数え、日本最大の病院団体となった。
 新型コロナウイルス感染予防の観点から記念式典は行わないが、日本の医療の発展に尽力した会員に対する表彰を行うこととした。表彰式の模様は、WEB配信で会場に来られなかった受賞者に中継された。

どんな状況でも安全・安心の医療を提供
 挨拶した猪口会長は、創立以来の歩みを振り返りながら、今日、日本最大の病院団体となったことについて、「ひとえに歴代の会長並びに役員の先生方の高い見識とたゆまぬ努力の賜物であり、全ての会員の協力あってのことである」と述べ、関係者に対して謝意を示した。
 また50周年からの10年間を振り返り、「東日本大震災、熊本地震、そして新型コロナウイルス感染症など、大きな震災や世界的な感染症を経験することになり、悲しい出来事が多かった」と述べた上で、「会員病院をはじめすべての医療機関はどのような状況にも決してあきらめず、災害や感染症に立ち向かい、国民に安全と安心の医療を提供することに全力を傾けている」として医療関係者の努力を讃えた。こうした全日病の活動に対して多くの国民・企業から寄付が寄せられていることを紹介し、「会長職にある者として誇らしく感じている」と述べた。
 猪口会長は、新型コロナが収束したアフターコロナの時代においても、健全な病院経営と質の高い医療提供体制を構築すべく、会員とともに一致団結して日本の医療を支える病院団体として活動していく決意を示した。
 続いて、厚労省の迫井局長が挨拶。全日病は1960年の創立以来、地域医療の充実と地域住民の健康の保持・増進に取り組んできたとして敬意を表すとともに、「現在2,500の病院が加入し、わが国の医療の根幹を支えている」と述べた。
 また、最前線の医療現場において医師や看護師をはじめとする医療従事者が新型コロナウイルスに対応していることに対し、謝意を示した。
 受賞者に対して迫井局長は、「長年にわたり、病院事業の発展向上のために尽力され、わが国の医療に貢献されてこられた」と述べ、その労をねぎらった。
 受賞者を代表して安藤高夫副会長が謝辞を述べ、「この受賞は猪口会長をはじめ歴代会長ほか、諸先輩のご指導の賜物である。これからも日本の医療と介護の発展のために提言し、実践していきたい」と述べた。
【大臣表彰受賞者】
会長=猪口雄二
副会長=神野正博、安藤高夫、織田正道、美原盤、中村康彦
常任理事=牧角寛郎、猪口正孝、山田一隆、井上健一郎、高橋肇、田蒔正治、永井庸次
理事=飯田修平、古城資久、中嶋康之、畑洋一、宮地千尋、松井孝嘉
元理事=小笠原博、比企達男
名誉会員=渡辺和雄
【会長表彰受賞者】
常任理事=山本登、土屋繁之、大田泰正、池井義彦、津留英智、細川吉博
理事=上村晋一、齋藤洋一、須田雅人、藤井卓、池田誠、諸岡信裕、中村博彦、林秀樹、星北斗
元理事=重冨亮、牟田和男、田中誠、江頭啓介、陣内重三

 

全日病ニュース2021年4月15日号 HTML版

 

 

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  • [1] 【速報版】2021年3月29日

    https://www.ajha.or.jp/news/backnumber/pdf/2021/210329.pdf

    2021年3月29日 ... 表彰式には、厚生労働大臣の代理で迫井正深医. 政局長が出席し、表彰状を授与
    した。 全日病は、初代会長の小澤凱夫先生を中心と. して、1960年に民間病院を
    主体とする全国 ...

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