全日病ニュース
京都学会のプログラムが確定
京都学会のプログラムが確定
【第65回全日本病院学会 in 京都】 9月28日・29日に京都市で開催
地域医療構想前夜~嵐の中の航海 羅針盤を求めて~
第65回全日本病院学会in京都(清水鴻一郎学会長)が9月28日・29日に「地域医療構想前夜~嵐の中の航海 羅針盤を求めて~」をテーマとし、京都府京都市で開催される。このほど、そのプログラムが確定した。
地域医療構想など学会テーマは7つ
藤原紀香さんと清水学会長の対談も
2025年を目標とした地域医療構想はまさに「前夜」を迎えており、さらに、その先の新たな地域医療構想の検討も厚生労働省で始まっている。
地域医療構想では病床の機能分化を中心に、病院が地域で果たす役割の明確化が求められた。新たな地域医療構想では、超高齢社会と人口減少社会を乗り切るため、在宅医療や医療・介護連携を含めた地域医療提供体制の構築を目指すことになっている。
京都学会では、地域医療構想を踏まえ、それぞれの病院が自らの立ち位置を見定め、進む航路を決めるために役立つ企画を用意した。また、地域医療構想にとどまらない様々な企画を予定しており、下記のプログラム(主要な企画のみ掲載)を参考にしてほしい。
学会1日目は、開会式に続いて、日本医師会の松本吉郎会長が「日本医師会の医療政策~地域を面として支えるために~」、清水学会長が「地方における民間病院団体の在り方」をテーマに特別講演を行う。
それに続く「学会企画1」では、学会テーマである「地域医療構想前夜」の議論が行われる。出席する厚労省の迫井正深医務技監は、地域医療構想を具体化した担当官であり、産業医科大学の松田晋哉教授はデータ面で地域医療構想を支えた。日本医療法人協会の伊藤伸一会長代行は特に都会での地域医療構想の協議の場の当事者である。
学会企画2の「厚労省以外の省庁は医療をどのように見ているか」では、財務省、総務省、農林水産省の医療に対する考えをきくことができる。学会企画3の「あなたの病院の魅力ってなんですか?~パーパス経営と持続的なブランディングの新たな手法~」では、選ばれる病院になるためのヒントを得ることができるだろう。
特別講演2では、京都ならではの企画として、武者小路千家第14代家元の千宗守氏から、「茶は薬用より始まる」の話がある。
2日目の学会企画は、学会企画4が「DXで医療がどう変わるか」、学会企画5が「今後の働き方を考える」、学会企画6が「若手病院経営者の皆さん!時代の風を感じていますか?」、学会企画7が「テクノロジーの進化と経営戦略」となっている。
どれも関係者の多くにとって興味深く時宜を得たテーマである。技術革新、人手不足、働き方改革、世代交代など社会の大きな変化に適切に対応することが病院にとって必須の条件になる。
特別講演3も京都ならではの企画であり、清水寺貫主の森清範氏が「ことばの呪能」をテーマに講演する。なお、9月28日(土)の19時には、「一夜限りの特別拝観」が予定されている。
学会の最後を飾るのが、藤原紀香さんと清水学会長の特別対談である。「一発勝負」であるという役者と医者の共通点、仕事におけるやりがいや苦労話をきくことができるだろう。
全日病ニュース2024年9月1日号 HTML版
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[1] 病院がそれぞれの道を選択する時期 新たな航海への羅針盤となる ...
https://www.ajha.or.jp/news/pickup/20240801/news04.html
2024/08/01 ... ... 会共催で京都病院学会を開催しています。そこでは事務局として、学会開催 ... 学会企画2は「厚労省以外の省庁は医療をどのように見ているか ...
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[2] 全日病学会を来年9月の京都学会につなげる|第1045回/2023年12 ...
https://www.ajha.or.jp/news/pickup/20231201/news10.html
2023/12/01 ... 全日病学会を来年9月の京都学会につなげる|第1045回/2023年12月1日号 HTML版。21世紀の医療を考える「全日病ニュース」は、全日本病院協会が毎月1 ...
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[3] 全日本病院協会
https://www.ajha.or.jp/
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