教育研修

　個々の医療機関におかれましては、経営環境の変化に対応すべく、鋭意努力をなされておられるところかと存じます。特に組織内最大の職員を擁する看護部門が、いかに医療の質の向上と医業収益の拡大に貢献できるかが重要です。
　看護部門長には、看護師不足・定着率問題を解決するために、部門内における問題解決能力やコミュニケーション能力などの強化が求められます。更には、多くの病院が赤字経営の状況下、部門内に留まらず、病院経営全体のなかで看護部門長がその機能を発揮し、他部門と連携しつつ病院経営健全化に主導的役割を果たしていくことが期待されております。そのためには、医療制度改革や病院の経営的側面の理解と経営管理力の向上が必要です。
　当協会では上記の認識を踏まえ、看護部門長の経営革新・実践力強化を図ることを目的に、平成17年度より看護部門長研修コースを実施してまいりました。
　本研修は、過去の受講生の声を反映させながらカリキュラムを継続的に更新しており、 より実践的な能力を身につけることができるよう内容を充実させています。
　また平成27年度より原則全単位の出席及び課題の提出（医療従事者委員会にて審査）の条件を満たした方を「看護管理士」として認定しております。