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よもやま情報館
「友愛医療センター」病院見学 参加報告
医療法人永田会 東熊本第二病院 副院長
/若手経営者育成事業委員会 委員
永田 晃平
若手経営者育成事業委員会主催の友愛医療センター見学会に参加してきた。例年GW明けの沖縄は、梅雨の時期で雨が降る日が多いようだが、今年は夏を先取りしたかのような青い空と日差しが降り注ぐ、まさに沖縄!というような素晴らしい天気だった。私は、飛行機の都合上(決して仕事を休みたかったからではない)、前日入りしたが、前日は同じく前日入りしていた委員のメンバーとともに絶品のアグー豚のしゃぶしゃぶに舌鼓を打ち、初夏の沖縄をひと足さきに満喫させていただいた。
さて、友愛医療センターは那覇市の南西、豊見城市にある388床の総合病院で、現在の病院は2020年に建てられたそうだ。紺碧の海のすぐそばに建つ、地上8階建ての病院はまさに「地域医療の要」にふさわしい立派な建物だが、どこか優しさを感じる落ち着いた雰囲気の外観であった。見学会では、まず院長先生の嵩下英次郎先生より、病院の特徴や理念などについて説明をいただいた。友愛医療センターは沖縄の救急医療の要の一つで、島嶼の医療ニーズにも応える必要があり、海上保安庁や自衛隊と協力しながらドクターヘリの運用を行なっていたり、年間6,600件の手術を行なっていたりと、まさに地域急性期医療の要であった。一方で医療業界が抱える働き手不足やコストアップに伴う諸問題については私たちと同じように苦心しているが、EGAO課による問題解決チームや、GE社のコマンドセンターシステムの導入によってスタッフの有効活用を行うなど職員が誇りを持って働ける組織作りに積極的に取り組んでおられた。その後は病院の見学を行った。ヘリポートや手術室、再生医療センター、クラウドファンディングで導入した最新のドクターカーなど、興味深く観察させていただいた。また病室はオーシャンビューで素敵だったし、どの設備も先端的で、日本の大都市と同じ水準の医療提供体制を敷くことができているとのことだった。
見学会の後は場所を移して懇親会となった。開会の挨拶を社会医療法人友愛会理事長の比嘉国基先生にしていただき、美味しい料理とお酒を楽しんだ。各テーブルでも話の花がいっぱい咲いていたように思う。今回の見学会では、新しく参加していただいた方々がいつもより多くおられた。企画者の1人としては大変ありがたいことであり、次回もこのような会員の皆様にとって良い刺激を得られる企画を作り上げていかなければと思った。2次会のことについてはあえて触れないでおくが、沖縄の夜は素晴らしいということだけは言っておこう。
最後になりましたが、今回見学会を受け入れてくださった友愛医療センターの理事長先生、院長先生をはじめスタッフの皆様、現地のコーディネートをはじめ企画の要所を繋いでくださったおもと会の石井様、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。