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令和8年熊本地震における熊本県AMAT活動本部での活動感想

阿蘇立野病院AMATロジスティックチーム 田中幸成

 令和8年7月29日から8月4日までの期間、熊本県庁内の防災センターにて、熊本県AMAT活動本部の一員として対応にあたりました。
 はじめに、今般の災害に際し隊員を派遣いただいた医療機関の皆様、現地で尽力された派遣部隊の皆様をはじめ、多大なご支援を賜りましたすべての関係者の皆様に心より厚く御礼申し上げます。
 平成28年熊本地震の発災から10年という節目を迎え、これまで復興を支えてくださった方々への感謝の思いを振り返っていた矢先、再び大規模な地震に見舞われ、驚きと緊張の中での本部立ち上げとなりました。幸いにも当院の被害は軽微にとどまり安堵したものの、県南部地域の被災状況が明らかになるにつれ、10年前の光景が強く思い出される状況でした。
 発災翌朝からは、毎朝夕に開催される県庁保健医療福祉調整本部の会議へ参加し、情報共有を行いながら活動を行いました。刻一刻と状況が変化する急性期において、各支援部隊の派遣先調整には特に細心の注意と迅速な判断が求められることを痛感しました。
これまで派遣チーム(現場)としての動きはある程度把握していたものの、活動本部での対応は初の経験であり、改めてCommand & ControlをはじめとするCSCAの重要性を身をもって実感いたしました。
 また、AMATで運用している独自のDSSTは、指揮命令系統組織図・活動方針・各隊の活動状況・クロノロジー・活動報告書などが1つのシートに集約されており、多角的な情報共有を行う上で極めて有用なツールであると再認識しました。一方で、過去の被災経験がありながらも、本部活動の初動における事前準備に一部至らない点があったことは、今後の大きな反省点です。
 災害は、いつどこで起きるかわかりません。いかなる事態においても即応できるよう、平時からの備えと体制整備を怠らないことの重要性を改めて深く認識する機会となりました。