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よもやま情報館
令和8年熊本地震 熊本県AMAT活動本部 活動を振り返って
阿蘇立野病院AMATロジスティックチーム 今村将浩
私は、今まで、災害派遣で現地に出動したことはありましたが、活動本部で、派遣チームを管理する経験はありませんでした。発災翌日7月29日午前8時には、支援の状況を確認するため、上村晋一理事長と熊本県庁防災センターへ向かい、健康医療福祉調整本部会議へ半ば強引に参加しました。というのも熊本県AMAT活動本部が、県庁のある熊本市と離れた阿蘇立野病院で活動をすると様々な支障を来す可能性があるため、熊本県庁防災センターで熊本県AMAT活動本部を立ち上げようとの理事長の方針があったのです。
業務内容は、派遣チームの受け入れや派遣先の指示、AMAT本部との情報共有と、必要に応じAMAT本部より各派遣チームへ指示をしていただくことが主たるものでした。
中でも活動中に心がけていたことは、日々変わっていくニーズや、他の団体との情報共有はもちろん、とくに派遣チームへの気遣いは心がけていました。言うまでも無く派遣チームは、慣れない土地において活動本部からの情報に加え、現地での刻々と変化する状況に伴いその情報が入れ替わることで、さらに疲労が蓄積すると思われました。そこで活動以外のストレスを極力与えないよう、可能であればそれを軽減できることを最重要視していました。もっとも、各派遣チームは活動本部に到着される前から、DSST(Disaster Smart Sharing Tool)でのクロノロジーを活用していたので、他チームの行動把握は比較的容易でそれだけストレス軽減効果はあったと思います。
自分自身の反省として、実は本部が立ち上がった後に他の派遣チームからDSSTを活用することを教えてもらったことです。それだけ災害派遣での情報共有ツールの変化の速度は、目を見張るものがあると感じました。
活動本部での経験からはっきり言えることは、派遣で現地に行く立場と本部から派遣チームをサポートする立場の違いなど、人の温かさと同様可視できない人の思いなど心理的な部分を学んだと思います。
回の経験を、医療人として人として日々の生活に落とし込み、日頃からの自己研鑽を忘れず、有事の際には率先して動ける医療人になりたいと思いました。