全日病ニュース

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届出に向け、データ作成とコーディングの実際を説明

【データ提出加算】

届出に向け、データ作成とコーディングの実際を説明

 「2025年に生き残るための経営セミナー」第5弾「データ提出加算のためのデータ作成・コーディング研修」が8月13日に全日病の会議室で開催され、療養病床を含む会員病院から155人が受講した。
 データ提出加算は、2014年度診療報酬改定で、7対1入院基本料の届出要件に追加されたほか、地域包括ケア病棟入院料(入院医療管理料)の施設基準に加えられた。また、すべての病院でデータ提出加算の届出が可能となった。
 未届けの病院が15年度以降も算定するためには、事実上、この11月20日に手上げしておく必要があるが、新たに対象となる病院の多くはDPCに参加していない中小病院であるため、コーディングのやり方を含め、届出に必要な院内体制を整える必要がある。
 今回の「経営セミナー」は、会員病院のこうしたニーズに応えるために開かれたもので、厚労省保険局医療課の中下洸主査がデータ提出加算の留意点とデータ作成の基本について、健康保険医療情報総合研究所の伊藤哲史氏がDPCの構造やデータ提出の院内体制など解説。
 続いて、恵寿総合病院の笹谷忠志医事課長が診療情報管理士を対象としたコーディングの具体的な方法を詳しく説明した。
 今回のセミナーは参加希望が多く、定員をかなり上回ったため、執行部は、10月9日の追加開催することを決めた。