全日病ニュース

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国家戦略として認知症対策を策定

【新オレンジプラン】

国家戦略として認知症対策を策定

 政府は1月27日に、厚労省をはじめとする12の省庁からなる認知症関係閣僚会合を開催、2025年までを期間とする「認知症施策推進総合戦略」(新オレンジプラン)を策定した。現行オレンジプラン(13年度~17年度)は厚労省単独の施策にとどまったが、今回、認知症対策が初めて国家戦略となった。
 新プランは2025年に700万人が発症すると推計、地域包括ケアの整備と早期の発見・治療に向けた研究開発を重点テーマとし、18年までに全市町村に「初期集中支援チーム」を導入すること、20年ごろまでに日本発の新薬開発に向けた治験を始めること、医師だけでなく歯科医師や薬剤師等も対象とした研修を実施すること、などを盛り込んだ。