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ホーム全日病ニュース(2022年)第1015回/2022年8月15日号5月の電気料金は前年比3割増、都市ガス料金は5割増

5月の電気料金は前年比3割増、都市ガス料金は5割増

5月の電気料金は前年比3割増、都市ガス料金は5割増

【四病協】光熱費の値上がり状況調査を中間報告

 四病院団体協議会は8月3日、光熱費の値上がり状況調査アンケート(中間報告)を公表した。最近の物価高騰の医療機関への影響を調べた。今年5月の対前年同期比で、電気料金は128.1 %、都市ガス料金は152.8 %、LPG/プロパンガス料金は135.6%、重油・灯油・軽油料金は134.5%の値上げとなっていた。
 会員病院(1,000施設)に対し、2020年、2021年、2022年の3月、4月、5月の電気、ガス、重油・灯油・軽油などの使用量と料金を調査した。調査期間は2022年7月7日~7月27日。ただし、調査期間を8月10日まで延長して、引続き実態を調査し、最終報告にまとめる予定だ。
 中間報告段階で、回答数は213施設(回答率21.3%)にとどまったが、値上げの傾向はある程度把握できた(下表参照)。有効回答数は、電気料金が205施設、都市ガス料金が99施設、プロパンガス等が98施設、重油・灯油・軽油等が69施設となっている。
 なお、回答のうち、増床などの特別な増減理由があるものや、前年度の数値が参照できないものは除外した。
 各エネルギーの価格変動をみると、電気料金や都市ガスでは、2020年から2022年の上昇幅よりも2021年から2022年の上昇幅のほうが大きい傾向がみられた。一方、LPG/プロパンガス料金や重油・灯油・軽油は、2020年から2022年の上昇幅のほうが大きい傾向がみられた。
 特に、重油・灯油・軽油については、2020年から2022年の上昇幅が、4月が190.5%、5月が205.4%と、2倍に達する程の値上がりとなっている。

 

全日病ニュース2022年8月15日号 HTML版

 

 

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