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電話・オンライン診療の加算の取扱い示す

　厚生労働省は６月１日、「新型コロナウイルス感染症に係る診療報酬上の臨時的な取扱い（その20）」を発出した。臨時的な取扱いで実施が可能となっている初診からの電話・オンライン診療などのQ＆Aを示した。また、疑義解釈（その15）も発出している。
　慢性疾患等を有する定期受診患者等に、電話や情報通信機器を用いた診療を行った場合の電話等再診料について、それぞれの要件を満たせば、「再診料の注４から注７までに規定する加算または注 11 に規定する加算」を算定できることを明確化した。２月28日からの適用。なお、「注４」は「乳幼児加算」、「注５」は「時間外加算、深夜加算、休日加算」、「注６」は小児科を標榜する医療機関が時間外等に６歳未満の乳幼児を診療した場合の加算、「注７」は「夜間・早朝等加算」、「注11」は「明細書発行体制等加算」である。
　同様に、外来診療料の加算については、注７から注９までに規定する加算を算定できることを明確化した。３月２日からの適用。なお、「注７」は「乳幼児加算」、「注８」は「時間外加算、深夜加算、休日加算」、「注９」は小児科を標榜する医療機関が時間外等に６歳未満の乳幼児を診療した場合の加算。
　同様に、初診料の加算については、注６から注９までに規定する加算を算定できることを明確化した。４月10日からの適用。なお、「注６」は「乳幼児加算」、「注７」は「時間外加算、深夜加算、休日加算」、「注８」は小児科を標榜する医療機関の時間外等の６歳未満の乳幼児に対する再診料の加算、「注９」は「夜間・早朝等加算」。
　疑義解釈（その15）では、「早期栄養介入管理加算」の取扱いなどを示した。2020年度改定で「早期栄養介入管理加算」（１日400点）が新設された。特定集中治療室で入室後早期から経腸栄養等の栄養管理が行われた場合に、7日まで算定できる。専任の管理栄養士の配置などを要件としている。
　疑義解釈では、「１日３回以上のモニタリング」は、届け出た専任の管理栄養士が行うのが原則だが、別の者が実施しても構わないとした。また、届け出た専任の管理栄養士が、休みなどで不在の場合は、別の管理栄養士による栄養管理で算定できることを認めた。
　「在宅自己導尿指導管理料」の特殊カテーテル加算については、要件では「３月３回」だが、「２月２回」でも算定できることを示した。