全日病ニュース

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資格確認の試行始まる

資格確認の試行始まる

【厚労省・医療保険部会】織田病院も参加

 社会保障審議会医療保険部会は3月4日、オンライン資格確認の稼働に向けた進捗状況を確認した。オンライン資格確認の本格稼働は3月下旬と予定されているが、4日から、全日病の織田正道副会長が理事長を務める祐愛会織田病院をはじめとする19の医療機関・薬局でオンライン資格確認の試行運用が始まったことが報告された。
 厚生労働省の山下護医療介護連携政策課長は、オンライン資格確認の仕組みでマイナンバーと保険証番号・医療機関のレセコンシステムが連携するため、医療機関が診察券を発行しなくとも、マイナンバーカードがあれば、患者の管理が技術的には可能になることを指摘した。その上で、「診察券を発行するか否かは医療機関の経営判断になる。医療機関の方に、マイナンバーカードの仕組みが使えることが徐々に理解されていけば、診察券もなくなっていくだろう」と述べた。

 

全日病ニュース2021年3月15日号 HTML版