全日病ニュース

全日病ニュース

ホーム全日病ニュース(2022年)第1008回/2022年5月1日号機構認定のサブスペシャリティに3領域を新たに承認

機構認定のサブスペシャリティに3領域を新たに承認

機構認定のサブスペシャリティに3領域を新たに承認

【日本専門医機構】放射線カテーテル治療専門医、集中治療科専門医、脊椎脊髄外科専門医

 日本専門医機構(寺本民生理事長)は4月18日の会見で、同機構が認定するサブスペシャルティ領域に、新たに3つの専門医を承認したことを発表した。新たに認められたのは、◇放射線カテーテル治療専門医◇集中治療科専門医◇脊椎脊髄外科専門医―の3領域。近く、厚生労働省の医道審議会医師分科会医師専門研修部会に報告するとした。
 今後、日本専門医機構において教育プログラムの整備基準を作成。各学会が作成した整備指針を審査した上で、初めて専門医として認定される。専攻医はすでに、これらのサブスペシャルティ領域のカリキュラムを進めていることから、基本領域が終わった時点でのカリキュラムを認めるといった遡及認定も想定している。
 また、寺本理事長は、医師専門研修部会には報告するが、今回追加するサブスペシャルティ領域は、地域医療に対して、大きな影響を与えないため、プロフェッショナルオートノミーの考え方で進めたいとの見解を示した。
 すでに認定された、連動研修を主とする23領域は、プログラムの審査が行われ、おおむね認められている。全26領域の正式な認定は、今夏からを目途としている。
 今回、サブスペシャルティ連絡協議会からは13領域の提案があったが、サブスペシャルティ領域検討委員会では、国民にとってわかりやすい専門医であることや地域医療への影響、医学的な観点などを踏まえ、外形基準等の理由により6領域に絞り、最終的に3領域が決定した。
 これに関して、寺本理事長は「外形基準は問題点があると思っている。専門医の数や疾病数などサイズの問題が議論されている。しかし、例えば小児科領域は小ぶりにならざるを得ないが、社会的には絶対に必要だ。次回以降、きちんと議論したい。小児科領域は特別に考えていきたい」との見解を示した。

 

全日病ニュース2022年5月1日号 HTML版

 

 

全日病サイト内の関連情報
本コンテンツに関連するキーワードはこちら。
以下のキーワードをクリックすることで、全日病サイト内から関連する記事を検索することができます。