全日病ニュース

中医協
基本小委　5人制体制に戻る。病院団体の委員は1人に

 

　4月9日の中医協総会は2つの小委員会と4つの部会の委員割り振りを決めた。そのうち、診療報酬改定結果検証部会は公益委員だけで構成されている。
　診療側の病院団体2名の委員は、残る2小委3専門部会のうち、診療報酬基本問題小委員会、調査実施小委員会、保険医療材料専門部会、費用対効果評価専門部会の委員についたが、2009年11月から今改定まで名を連ねていた薬価専門部会の委員からは外れた。
　このうち、改定課題を日常的に議論し、改定答申の原案をつくる診療報酬基本問題小委員会は診療側5名の枠を、日医2、病院団体1（万代恭嗣委員＝日病常任理事）、日歯1、日薬1で分け合った。
　診療報酬基本問題小委は、本来、支払・診療各側とも5名づつの委員構成であったところ、09年10月30日から今改定まで、総会のメンバーと基本小委の委員が同一という変則状態が続いていた。「ベーシックな改定議論に常に参加していたい」という診療側委員の要望に沿ったためだが、この4月をもって、09年までの5名体制に戻った。
　したがって、病院団体は、次期改定に向けた基本的な議論を、実際的には万代委員に託すことになる。