全日病ニュース

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「調整会議に健保連と協会けんぽから各1名参画させるべき」

「調整会議に健保連と協会けんぽから各1名参画させるべき」

両保険者が厚労省に要望保険者の都道府県医療審への参加も求める

 健康保険組合連合会と全国健康保険協会(協会けんぽ)は5月7日、厚生労働省に医政局長宛の要望書を提出、①地域医療構想調整会議に健保組合と協会けんぽから各1名を参画させること、②全都道府県の医療審議会に保険者代表が参加できるようにすること、などを求めた。
 要望書は、前文に「地域医療構想の策定に向けて、保険者が役割を十分に発揮できるよう、今後、都道府県知事あてに発出される通知等では、都道府県が以下の対応を図ることが示されるよう要請いたします」と記した上で、下記諸点について医政局長に善処を求めている(以下抜萃・要旨)。
①地域医療構想調整会議の参加者の選定については公平性・公正性に留意すること。
②地域医療構想調整会議の参加者については、保険者委員は複数名とした上で、被用者保険の代表として、原則、健保組合と協会けんぽの各1名を参画させること(既存の会議体を活用する場合も同様とすること)。
③地域医療構想策定のために収集されたデータと医療需要・供給等の推計値は速やかに保険者協議会にも提示すること。
④地域医療構想を含む医療計画に対する保険者協議会の意見には明確な回答を文書で行なうこと。
⑤すべての都道府県医療審議会に保険者代表が委員として参画できるよう参画機会を拡大するとともに委員構成の是正を行なう(医療保険者が都道府県医療審議会の委員として例示するよう医療法施行令を改正する)こと。