全日病ニュース

オンサイトリサーチセンターでガイドライン見直し

【厚労省・レセプト情報等有識者会議】第３回NDB オープンデータも公表

　厚生労働省のレセプト情報等の提供に関する有識者会議（山本隆一座長）は８月29日、「オンサイトリサーチセンター（厚生労働省）におけるレセプト情報・特定健診等情報の利用に関するガイドライン」案を議論した。同センターは、厚労省が管理するNDB を通信回線で結んだ端末で利用できる厚労省指定の施設で、厳格な情報セキュリティの確保などが求められている。
　NDB の利用方法については、「レセプト情報・特定健診等情報の利用に関するガイドライン」があるが、今回、同センターでの取扱いを明確化するために見直す。
　厚労省は、同センターでNDB を利用する場合に遵守すべきルールの具体案を示した。同センターから、中間生成物を含めた成果物を外部に持ち出す場合も、従来の第三者提供データと同様のルールを適用することを提案した。なお、同センター内で研究作業を行う際には、外部委託を認めないとしている。
　また、８月28日に第３回NDB オープンデータを公表したことが報告された。オープンデータは、NDB データを広く活用するため、汎用性が高い基礎的な集計表に整理したもの。厚労省のホームページで公表している。今回、特定保険医療材料が新たに加わった。