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ホーム全日病ニュース(2023年)第1036回/2023年7月15日号最後まで気を抜かず職員全員で認定を獲得したい

最後まで気を抜かず職員全員で認定を獲得したい

最後まで気を抜かず職員全員で認定を獲得したい

【2022年度病院機能評価受審支援事業⑤ 最終病院訪問支援】医療法人社団翔嶺館 札幌優翔館病院 院長 北川真吾

 受審支援モデルとして選定され、5回目の投稿です。今回は、病院機能評価受審支援事業のアドバイザーの先生3名(診療領域、看護領域、事務領域)の最終訪問指導を受けての内容となります。
 最終訪問指導は、実際の機能評価受審では2日間に分けて行う評価を1日で指導していただきました。2回目の訪問指導の際にご指摘いただいた取り揃える書類関係の内容の不備、病棟ラウンドでの医療材料の管理の仕方や医薬品の定数管理の不備を4ヶ月で改善したつもりで当日を迎えました。
 書類や病棟の整備は前回よりも改善されていますとのお言葉をいただきましたが、ケアプロセスの場面では準備不足が露呈してしまいました。自分たちの選んだ症例だったため、人前でプレゼンをするという思慮に欠け、全く練習をしておりませんでした。説明するものを紙媒体で準備するのか、電子カルテ上でお示しするのかも決めておらず、見ていただきたいところを的確にお示しできず、ケアの流れに沿った話者の段取りもできておらず、お恥ずかしい状況でした。
 最後の講評では、具体的なアドバイスはもちろんたくさんいただきましたが、土屋先生から「受審日までもう少し。みなさんで気持ちを一つにしてください。」とアドバイスいただいたのが心に響きました。
 次の日には、院内全体の反省会を開き、今後の進め方のスケジュールを共有しました。また、週に1回、各部署訪問を行い書類の確認とサーベイヤーからの質問に対しての受け答えの練習、それとは別に院内全体で集まってのケアプロセスの練習を実施しています。
 全日病のアドバイザーの先生に初めてご指導いただいたのは、ちょうど1年前でした。あっという間の1年で、夏休みの宿題ではないですが、もっと計画的に準備できていたらという思いもあります。
 また、この病院機能評価の受審に向けての準備は大変良い経験となりました。日々、我々は患者様に医療を提供しており、それらを患者様やご家族様または代理人様にわかりやすくお示しするためのツールや、新入職員の指導のためのツールなどを整備することの重要性を再認識いたしました。また、それらを確実に文書や言葉にアウトプットすることによって病院機能評価に関わった全ての職員が当院の医療に対する理念や方針などについての理解が深まったと思います。
 本受審まで残すところ後1ヶ月です。最後まで気を抜くことなく、職員全員で病院機能評価の認定を獲得したいと思います。
 最後になりますが、このような機会を与えてくださった全日病のみなさま、遠いところまでご足労いただき貴重なお時間を割いていただいたアドバイザーの先生のみなさまに感謝いたします。ありがとうございました。

 

全日病ニュース2023年7月15日号 HTML版

 

 

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    https://www.ajha.or.jp/voice/pdf/161003_1.pdf

    2015/11/26 ... また、サーベイヤーの質も疑問です。 ・病院機能評価の認定を受けても診療報酬上のメリット、患者増にはならない。 ・費用が高額.

  • [2] 認定取得に向けてモチベーションアップ|第1020回/2022年11月1 ...

    https://www.ajha.or.jp/news/pickup/20221101/news20.html

    2022/11/01 ... 中小病院と病院機能評価の可能性を語る|第1006回/2022年4月1日号 HTML版。21世紀の医療を考える「全日病ニュース」は、全日本病院協会が毎月1日と15 ...

  • [3] 2022.11.1 No.1020

    https://www.ajha.or.jp/news/backnumber/pdf/2022/221101.pdf

    2022/11/01 ... 告書等をアップロードで届出・公表し、 ... に、この間、我々は受審に向けて少し ... 病院機能評価委員会委員 事務担当サーベイヤー 朝見浩一.

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