全日病ニュース

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全日病 2016年度予算概算要求に対する要望書を提出

全日病 2016年度予算概算要求に対する要望書を提出

 全日本病院協会は2016度予算概算要求に対する要望をまとめ、8月20日に厚労省医政局長宛に提出した。
 猪口雄二副会長が医政局土生栄二総務課長と面談の上手渡した。
 要望事項は、(1)医療ICT化に向けた財政支援、(2)病院防火対策に対する支援の拡充、(3)医療事故調査の院内体制構築に対する財政支援の3点からなっている。
 (1)では、ICT関連投資が増大する中、直接的な導入コストだけでなく、技術進歩に対応した環境整備やセキュリティ強化等システム維持管理コストの負担が大きくなっていることから、財政的支援の必要を提起。
 (2)においては、14年度補正予算に続くスプリンクラー等設置に対する継続的な補助が必要であるとして、16年度の本予算における措置とともに予算規模の拡大を求めた。
 (3)ついては、15年10月に施行される医療事故調査制度について、医療事故調査等支援団体の負担軽減も踏まえた事故調査体制構築に対する財政的支援を訴えている。
 要望に対して、土生総務課長は、(2)に関して「時期的なことも考慮しながら、引き続き何らかの財源措置を検討する」意向を表明した。