全日病ニュース

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循環器病対策計画案を了承

循環器病対策計画案を了承

 厚生労働省の循環器病対策推進協議会(永井良三座長)は12月6日、第2期循環器病対策推進基本計画案を了承した。第1期計画を大きく見直すことは行わず、第1期計画からの継続性の観点を重視した。一方で、「循環器病対策の総合的かつ計画的な推進の確保のために必要な事項」においては、「他の疾患等に係る対策との連携」と「感染症拡大や災害等の有事を見据えた対策」を追加した。また、個別施策の複数の項目で必要な見直しを行っている。
 例えば、脳卒中の指標としては、ストラクチャーでは、「脳梗塞に対する血栓回収療法の実施可能な医療機関数」、「リハビリテーション科医師数」、プロセスでは「脳卒中患者に対する療養・就労両立支援の実施件数」、アウトカムでは「退院患者平均在院日数」、「在宅等生活の場に復帰した患者の割合」などがある。
 全日病副会長の美原盤委員は、アウトカム評価の指標の「退院患者平均在院日数」について、「脳卒中では、急性期病院から自宅に戻る場合、回復期病院に転院する場合など患者によりさまざまである。どこまでの入院期間であるかを明確化してほしい」と求めた。

 

全日病ニュース2022年12月15日号 HTML版

 

 

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