全日病ニュース

2024年　新年のご挨拶

全日本病院協会　副会長

副会長　織田正道

　明けましておめでとうございます。
　四年振りに制限のない平穏なお正月を迎えました。新型コロナウイルス感染症が完全に収束したわけではありませんが、社会的にはポストコロナに向けて確実に動き出しています。医療界においても、2024年は、診療報酬をはじめとしたトリプル改定、さらには第8次医療計画、医師の働き方改革など目白押しです。この時代の大きな変革に対して、全日病では民間中小病院の視点に立っての対応策を情報発信するだけではなく、多岐にわたる課題解決に向けての研修会も開催しています。これらの取組が会員病院の健全経営の一助となれば幸いです。それでは会員の皆様と共に、希望に満ちた一年になりますことを祈念して、年頭のご挨拶といたします。

副会長　美原　盤

　明けましておめでとうございます。本年は、医療、介護、障害福祉サービスの診療報酬トリプル改定の年です。武見太郎先生は「医療とは医学の社会的適用である」と定義されました。その意味から診療報酬制度とは医療のあるべき姿を示す指針であると考えています。コロナ禍や物価高騰を経験し、現在、病院運営は極めて厳しい状況ですが、私たち医療者は制度を理解し、自分がやりたい医療ではなく、社会が求める医療を提供しなくてはならないと思います。このような状況下だからこそ、全日病は、適切な医療提供体制の構築に向けて、果たすべき大きな役割があるのだと認識しております。本年もよろしくお願い申し上げます。

副会長　神野正博

　あけましておめでとうございます。
　日本の経済、政治、そして世界経済、地球環境、紛争の勃発などダイナミックに仕組みと制度、秩序が変わりつつあります。加えて、ますます深刻化する日本の少子高齢・人口減という人口構造の変化もひしひしと感じるようになりました。
　グローバル化の掛け声とは裏腹に、個々の国、地域の課題が多様化し、統一した考え方は成り立たなくなっていくかもしれません。そういった意味で、地域に密着した医療の場では、その地域ごとの課題解決が求められていくと思われます。縮小や撤退することも必要な選択肢です。しかし、われわれは下を向くことなく、明るく楽しく前向きに、地域を仲間を引っ張っていきたいものです。

副会長　安藤高夫

　新年あけましておめでとうございます。
　今年は診療・介護・障害福祉サービス等のトリプル報酬改定が行われるとともに、第８次医療計画や医師の働き方改革などがスタートします。医療を取巻く環境が目まぐるしく変化する中、全日本病院協会は猪口雄二会長のもと「頼れる全日病」「提言する全日病」「戦う全日病」として、会員病院の医療と経営の質が向上するよう取組みを行っております。
　引続き日本の医療・介護を支える皆さまの「現場の声」を各所にしっかりと届けるとともに、医療政策や社会保障政策に全力で取組んでまいります。厳しい環境は同時に大改革のチャンスでもあります。全日病の力を結集し、総力戦で乗り切りましょう！　本年もご指導のほどよろしくお願いします。

副会長　中村康彦

　明けましておめでとうございます。
　今年は、診療報酬・介護報酬・障害福祉サービス等報酬のトリプル改定、そして医師の働き方改革、第８次医療計画と様々なことが同時に行われる年となります。
　更には、医療DXの推進、2040年を見据えた全世代型社会保障制度の構築などコロナ禍で止まっていたものが、目まぐるしい速さで動いていきます。一方、ポストコロナの対応が続く中で、医療・介護分野へのコロナ関連補助金も削減され、人件費増、物価高騰による材料費や水道光熱費の増加と病院経営が年々厳しさを増しています。医療界にとって試練の年だからこそ会員病院の皆さまと一致団結し、この難局を乗り越えていきたいと思います。本年もよろしくお願い申し上げます。