全日病ニュース
2021年 新年のご挨拶
2021年 新年のご挨拶
全日本病院協会 副会長
副会長 神野正博
あけましておめでとうございます。
コロナ禍の中、われわれ病院職員は極度の緊張感の中、エッセンシャルワーカーとして持ち場を守ってきました。しかし、このしたたかなウイルスは、われわれの緊張のゆるみを虎視眈々と狙っているに違いありません。
私たちは、決してコロナ前の日常には戻らないと覚悟し、慣れない新たな日常を当たり前のものとする必要があります。未来では、密接を避ける非接触が、密集を避けるリモートが、そして密閉を避けるバーチャルなどデジタルトランスフォーメーション(DX)が拡がるに違いありません。社会や医療の未来が早まっただけであると認識して、新たな価値観を探りながら皆様とともに未来を築いていきたいと思います。
副会長 織田正道
明けましておめでとうございます。
さて、新型コロナウイルスの感染拡大は収束が見通せず、世界的に見ても100年に一度のパンデミックと言われ、医療や社会活動に大きな変化が起きています。我々もこれまで経験したことがない状況に、緊張感の中での新年を迎えました。殊に昨今の病院経営の厳しさは、コロナ受入の有無や、規模、機能に関わりなく、すべての病院に及んでいますので尚更です。今年は、ウイズコロナ、アフターコロナに向けての取り組みを全日病としてもさらに加速する必要があります。会員の皆様と共に、この苦境を乗り越え、希望に満ちた一年になりますことを祈念して、年頭のご挨拶といたします。
副会長 安藤高夫
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
昨年中は猪口雄二会長はじめとする全日病の先生方より温かいご支援・ご指導を賜りました。心より感謝申し上げます。
さて、昨年はコロナ対応一色の一年でした。全日本病院学会が中止になるなど残念なことも多い一年でしたが、まずは地域住民の健康を守るために、一人ひとりの患者様と向き合っていくことが重要だと思っております。加えて、地域医療を支える医療機関への財政支援策として、会員の皆様からいただいたアンケート調査を踏まえて、政府・与党へ積極的な働きかけを行ってきました。引き続き現場の声を、国政に届けていければと思っています。
どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます。
副会長 美原 盤
明けましておめでとうございます。
新型コロナウイルス感染症の嵐が吹き荒れている中、新しい年を迎えることになりました。現在進められている地域医療構想、働き方改革、専門医制度などへの適切な対応も必要です。このような厳しい状況の中、病院運営の舵取りは極めて難しいと実感しております。全日病の会員として、互いに知恵を出し合い、協力することで、何とかこの危機を乗り越えて行かなくてはならないと感じております。そのために支部長会や研修会での活発な議論、さらにはそれぞれの支部でも積極的な全日病の活動が展開されることが期待されます。本年もよろしくお願い申し上げます。
副会長 中村康彦
明けましておめでとうございます。
東京オリンピック・パラリンピックで日本は大いに盛り上がりを見せるはずであった昨年は新型コロナウイルスにより誰もが想像できなかった年となりました。医療業界も日々変わる新型コロナウイルスの対応や情報に振り回された激動の一年でありました。
増え続ける社会保障費の問題や少子高齢化・人口減少と今後も医療界を取り巻く環境は課題が山積みであります。さらに今もなお新型コロナウイルスの感染状況は一進一退が続いておりますが、皆様と情報を共有し、この難局を乗り越えていきたいと思います。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
全日病ニュース2021年1月1・15日合併号号 HTML版