全日病ニュース

がん検診の受診率を検証

【健康日本21 推進委員会】

　厚生科学審議会・地域保健健康増進栄養部会の健康日本21（第二次）推進専門委員会は９月６日、2016年国民生活基礎調査の公表を受け、目標項目の「がん検診の受診率の向上」と「足腰に痛みのある高齢者の割合の減少」の進捗状況について議論した。
　がん検診受診率の目標値は、2016年度で50％（胃がん、肺がん、大腸がんは当面40％）。国民生活基礎調査では、男性の胃がん46.4％、男性の大腸がん44.5％、男性の肺がん51.0％、女性の肺がん41.7％で目標値に到達した。
　足腰に痛みのある高齢者の割合の目標値は1,000人当たり男性200人、女性260人（2022年度）。これに対し男性は210人、女性は267人だった。年度内に中間評価報告書をまとめ、2018年度前半に最終報告書を発表する。