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ホーム全日病ニュース(2020年)第974回/2020年11月1日号病院機能評価の受審支援モデル病院を公募

病院機能評価の受審支援モデル病院を公募

病院機能評価の受審支援モデル病院を公募

【病院機能評価委員会】認定病院1,000を目指して中小民間病院の受審をサポート

 病院機能評価委員会(木村厚委員長)は、病院機能評価の認定率向上キャンペーンの一環として実施している受審支援相談事業の2021年度のモデル病院を公募している。同事業は、受審を希望する病院に対し、全日病の経験豊富なアドバイザーが無料で準備から受審までの約1年間をサポートするもの。受審までのプロセスをドキュメント化・公開することによって、受審を考えている病院に参考にしてもらうことを目指している。
 2020年度は、香川県の樫村病院(37床)がモデル病院となり、現在受審に向けて準備中だ。アドバイザーが訪問・支援している模様を全日病ニュースに報告いただいている。
 日本医療機能評価機構が実施する「病院機能評価」は、医療の質の向上を図るために、第三者機関の立場から病院の質と機能を評価するもの。全日病では、「認定」が最終的なゴールではなく、受審認定を契機に「継続的な質改善」に取り組み、患者が安心して医療を享受できるとともに、職員が働きやすく地域に信頼される病院になるための仕組みと考え、これまでセミナー開催などを通じて会員病院の認定率向上に努めてきた。
 現在、会員2,547病院のうち認定病院は868病院(10月現在)。病院機能評価委員会は1,000病院を目標に設定し、2020年度から3年間で「認定率向上キャンペーン」を実施し、目標達成に向けて取り組んでいる。
 中小の民間病院では、「人がいない、時間がない、お金がない」が受審しない理由となっている。病院機能評価委員会は、丁寧なサポートを通じて、中小民間病院の認定を進め、医療の質の向上に取り組む考えであり、受審を検討している病院にモデル病院の応募を呼び掛けている。
 公募の対象は、①病床数200床未満の未認定の病院で、②2022年3~4月頃に受審が可能な病院(種別:一般病院1)。応募を希望する病院は、12月4日までにFAXにて申し込む。詳しくは、全日病のホームページを参照。

 

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