全日病ニュース

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民間議員 調剤報酬の服薬管理・指導重視への見直しを提起

【経済財政諮問会議】

民間議員 調剤報酬の服薬管理・指導重視への見直しを提起

 4月16日の経済財政諮問会議で、民間議員の4人は、過剰投薬・残薬問題を解消するためとして、「調剤重視から服薬管理・指導重視の報酬体系へ移行」を検討すべきと提案。
 「調剤側の努力の有無にかかわらず1.7兆円が薬局に入っている。頑張る薬局にお金が入っていく仕組みのインセンティブを作るべき」と論じ、調剤報酬の見直しを求めた。
 医療費の適正化に向けて、国民や保険者等のインセンティブを重視した改革を実行すべきではないかとする「インセンティブ改革」の中で提起したもの。
 この意見に、塩崎厚労大臣は「医薬分業については門前薬局が増えていったのが大きな問題だったと私は思っている。原点に立ち返って、本来の国民のための医薬分業を考えていかなければいけない。今の高くついているという指摘は誰しも不思議に思っていることであり、考えていきたい」と述べ、前向きに検討する意向を表明した