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第61回全日病学会を名古屋で開催
テーマは『矜持~今こそ示せ、医療人のプライド~』

第61回全日病学会を名古屋で開催
テーマは『矜持~今こそ示せ、医療人のプライド~』

【第61回全日本病院学会 in 愛知】

 全日本病院協会が主催する「第61回全日本病院学会in愛知」(太田圭洋学会長)が、9月28、29日の2日間にわたって、愛知県支部の担当で、名古屋市内の名古屋国際会議場で開催される。61回目の学会の開催に当たり、実行委員会(今村康宏実行委員長)は『矜持~今こそ示せ、医療人のプライド』をテーマに掲げた。
 愛知県支部長である太田学会長は、学会テーマについて次のように述べる。
 「私自身の問題意識として、今進められている医療改革は中小民間病院にとって極めて厳しいものであり、これにしっかり向き合っていかなければならないという思いがある。大切なのは、我々民間の医療機関が地域の医療を守ってきたというプライドを持つことであり、矜持を保って改革に向かい合っていかなければいけない」。
 地域医療構想、医師の働き方改革、医師の偏在対策、さらに専門医制度に関連する改革が進行中であり、これらはいずれも民間病院の経営環境に深くかかわるテーマである。太田学会長は、愛知学会でこれらの課題を積極的に取り上げ、タブーなく議論したいという思いである。
 第61回学会のプログラムは、ほぼ固まり、学会ホームページで公表されている。太田学会長の言葉の通り、民間病院を取り巻く状況を認識するために、様々な課題を正面から取り上げるプログラムとなっている。特に1日目午後に行われるシンポジウム「官民格差徹底討論!」は太田学会長の発案によるもの。公立・公的病院と民間病院のそれぞれの立場を代表する演者が登壇し、お互いの言い分をぶつけて忌憚なく議論しようという企画であり、必見である。
 本号では、7月1日号に掲載した学会企画に続き、委員会企画の概要を紹介するので、参照されたい。各委員会とも、それぞれ当面する課題について意欲的なテーマを設定している。このほか、22のランチョンセミナーが用意され、病院運営に関わる多彩な話題が提供される。

愛知学会にふるって参加を!

 会場は、県内随一の設備を誇る名古屋国際会議場だ。1,500人を収容するセンチュリーホールをはじめ12の会場を使用し、すべてのセッションが同会議場で開催される。名古屋駅からJR・地下鉄で15分あまり。最寄り駅の名城線・西高蔵駅または名港線・日比野駅から徒歩5分の地にある。
 また会議場近くには、熱田神宮をはじめ白鳥庭園や宮の渡し公園など観光名所も多い。熱田神宮は伊勢神宮に次ぐ大宮であり、三種の神器の一つである草薙神剣をまつる。国宝80点を所蔵する熱田神宮宝物館もあり、この機会に足を伸ばしてみたい。
 第61回学会の演題登録はすでに終了し、一般演題として456題が登録された。
 事前参加登録の締切りは8月23日に迫っている。第61回全日本病院学会に全国からふるって参加されたい。

名古屋国際会議場

 

委員会企画

医業経営・税制委員会
「医療における税制について」

座 長:中村康彦(医業経営・税制委員会)
猪口雄二(全日病会長)
川原丈貴(株式会社川原経営総合センター)
佐々木裕介(厚生労働省医政局総務課)

広報委員会
「病院ブランディングと街づくり」

座 長:高橋肇(広報委員会)、小森直之(広報委員会)
浜脇澄伊(浜脇整形外科病院)
宇野雄祐(大同病院)
譜久山剛(ふくやま病院)

医療保険・診療報酬委員会
「将来に向けた診療報酬の在り方(仮)」

座 長:津留英智(宗像水光会総合病院)
猪口雄二(寿康会病院)
西本育夫(横浜メディカルグループ)
河北真文(株式会社シーエイチシー)

医療の質向上委員会
「医療安全管理体制相互評価の意義と対応」

座 長:飯田修平(医療の質向上委員会)
永井庸次(ひたちなか総合病院)
藤田 茂(東邦大学 医学部)
小澤里美(磐田市立総合病院)
金内幸子(練馬総合病院)

人間ドック委員会
「医療職のためのこれからの特定保健指導」

座 長:西昂(人間ドック委員会)
岡田邦夫(健康経営研究会)
津下一代(あいち健康の森健康科学総合センター)

医療従事者委員会
「病院事務長研修及び看護部門長研修の成果-代表演題の発表-」

座 長:井上健一郎(医療従事者委員会)、池上直己(医療従事者委員会)
コメンテーター:萩原正英(日本経営支援センター)
江坂亮(かしま病院)
野口真由(堀口記念病院)

病院機能評価委員会
「今こそ示せ、機能評価認定病院のプライド」

座 長:木村厚(病院機能評価委員会)
谷中景子(千春会病院)
後藤健志(総合大雄会病院)
岡村紀宏(西岡病院)
腰塚洋介(美原記念病院)
木村ひろみ(木村病院)

介護医療院協議会
「今こそ目指せ、介護医療院」

座 長:土屋繁之(土屋病院)
眞鍋馨(厚生労働省)
猿原大和(湖東病院)
本郷俊之(土屋病院)
本庄弘次(本庄内科病院)

救急・防災委員会
「マスギャザリングと爆発災害」

座 長:林秀樹(救急・防災委員会)、山本保博(救急・防災委員会)
齋藤大蔵(防衛医科大学校 防衛医学研究センター)
冨岡譲二(米盛病院)
小井土雄一(国立病院機構災害医療センター)
奥寺敬(富山大学大学院危機管理医学)

医療事故調査制度支援等担当委員会
「医療事故調査制度と医師法21条の解釈」

座 長:飯田修平(医療事故調査等支援担当委員会)
永井庸次(ひたちなか総合病院)
長谷川友紀(東邦大学医学部)
宮澤 潤(宮澤潤弁護士事務所)
安藤高夫(全日病副会長)

プライマリ・ケア検討委員会
「地域に求められる病院総合医」

座 長:牧角寛郎(プライマリ・ケア検討委員会)、井上健一郎(プライマリ・ケア検討委員会)
前野哲博(筑波大学地域医療教育学)
南郷栄秀(JCHO 城東病院)
須田雅人(赤枝病院)
陰山 寛(長崎北病院)

病院のあり方委員会
「医療現場の効率化」

座 長:徳田禎久(病院のあり方委員会)
長谷川友紀(東邦大学医学部)
飯田修平(練馬総合病院)
織田良正(織田病院)
大﨑充子(美原記念病院)

看護師特定行為研修委員会
「今こそ示せ、『看護師の特定行為研修』修了者のプライド」

座 長:神野正博(看護師特定行為研修委員会)
習田由美子(厚労省医政局看護課)
戸崎亜紀子(星総合病院)
谷口繁樹(織田病院)
山本美保(恵寿総合病院)

外国人技能実習生受入事業
「外国人材の受入れについて」

座 長:山本登(外国人材受入事業)
須田雅人(赤枝病院)
大田泰正(大田記念病院)
Mr.VU DUC THINH(TOCONTAPSAIGON JSC)

高齢者医療介護委員会
「認知症の症状が進んできた段階における対応と連携」

座 長:木下毅(光風園病院)
影山聖子(土屋病院)
小椋静磨(美原記念病院)
平川淳一(平川病院)

「第61回 全日本病院学会 in 愛知」の開催概要
開 催 日◎2019年9月28日(土)・29日(日)
学 会 長◎太田圭洋(社会医療法人名古屋記念財団 名古屋記念病院理事長)
実行委員長◎今村康宏(医療法人済衆館 済衆館病院理事長)
会   場◎名古屋国際会議場(名古屋市熱田区熱田西町1番1号)
事前参加登録◎2019年4月8日(月)~ 8月23日(金)
参 加 費◎

懇 親 会◎2018年9月28日(土)18:30 ~
      名古屋観光ホテル 3F「那古の間」

*事前参加登録は、オンライン登録にて受付ています。
https://reg.c-linkage.co.jp/ajha61entry/
*宿泊予約は、学会ホームページの「宿泊案内」よりお申込みください。
https://amarys-jtb.jp/ajha61/

 

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