全日病ニュース
新興感染症と救急・災害医療の関係など課題
新興感染症と救急・災害医療の関係など課題
【厚労省・救急災害医療提供WG】第8次医療計画に向けた議論始まる
厚生労働省は10月13日、「救急・災害医療提供体制等に関するワーキンググループ」の初会合を開催した。コロナ禍により生じた、新興感染症等と救急医療・災害医療との関係など新たな課題を踏まえ、第8次医療計画の策定に向けた議論が始まる。座長には、遠藤久夫・学習院大学教授を選出した。
今後の主な検討事項として、第7次医療計画の中間見直しを踏まえた体制構築とともに、救急医療については、◇救命救急センターの充実段階評価◇二次救急医療機関のあり方◇ドクターヘリ・ドクターカー◇新興感染症等と救急医療体制の関わり方─が示された。
災害医療については、◇病院の耐震化◇医療機関の浸水対策◇災害拠点病院以外の病院に対する災害医療提供体制◇新興感染症等と災害医療提供体制の関わり方─が示された。
年明けから議論が本格化し、2022年の夏頃を目途に取りまとめる予定だ。
今後の議論の進め方では、全日病常任理事の猪口正孝委員が、「(個別項目について)全体像をつかんだ上でないと議論できない。同時進行でいくのかこの順番で行くのかはわからないが、話し合いを進める前に全体像をつかむ検証をしてほしい」との意見を述べた。
新興感染症等の対応については、「コロナは必ずしも全員に対し救急医療が必要なわけではない。救急で関わらなければならないのはどこまでか、整理をしてほしい」、「(コロナ患者の)受け入れ実績の多寡ではなく、細かく条件をみてニーズをきめ細かくおさえていかないと整理するのは難しい」、「ダイヤモンドプリンセス号の対応やクラスターを起こした施設での対応など、災害医療の自然災害対応の仕組みを用いて何とか乗り切れた。この枠組みからも検討が必要」などの意見があがった。
全日病ニュース2021年11月1日号 HTML版
[1] 第2章 「想定される2040年の世界」:「病院のあり方に関する報告 ...
https://www.ajha.or.jp/voice/arikata/2021/02.html
全産業労働人口は減少するにもかかわらず、医療・介護に従事する者は増加する。また、医療・介護従事者においても専門分化の進展、高学歴化、高齢化が見られる。医療・介護 ...
[2] 病院のあり方に関する報告書
https://www.ajha.or.jp/voice/pdf/arikata/2021_arikata.pdf
公益社団法人全日本病院協会(以下:全日病)は、「関係者との信頼関係に基づいて、. 病院経営の質の向上に努め、良質、効率的かつ組織的な医療の提供を通して、社会の健康.
[3] 2020.12.1 No.976
https://www.ajha.or.jp/news/backnumber/pdf/2020/201201.pdf
2020/12/01 ... 全日病副会長の織田正道委員は、. 「『地域医療構想ワーキンググループ』. のヒアリングでも、コロナ患者を受け. 入れた病院では、ハード面ではゾーニ.
[4] 2021.2.1 No.979
https://www.ajha.or.jp/news/backnumber/pdf/2021/210201.pdf
2021/02/01 ... 緊急事態宣言を受けて、全日病はすべての会員病院に対し、新型コロナ患者の病床確保の協力を要請。感染者が急増して. いる地域で急性期医療を担う病院に ...
[5] 全日本病院協会 60周年記念誌
https://www.ajha.or.jp/about_us/60years/pdf/60years.pdf
2015/11/28 ... コロナ禍で会議や診療がオンライン化へ … ... 伸一医法協副会長と安藤高朗全日病副会長が臨ん ... 価に関するワーキンググループ」の10月18日の会.
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