全日病ニュース

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医師の勤務環境改善で緊急調査を実施

医師の勤務環境改善で緊急調査を実施

【四病協・総合部会】「重症度、医療・看護必要度」でアンケート調査

 四病院団体協議会は10月25日に総合部会を開き、医師の働き方改革について議論した。終了後に会見した全日病の猪口雄二会長は、この問題に関連して四病協として勤務環境改善に関する調査を実施していることを明らかにした。調査は、四病協の「病院医師の働き方検討委員会」が実施。全病院を対象に調査した。結果は現在集計中で、猪口会長は「できるだけ早く公表したい」と述べた。
 厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」で議論が進んでいるが、10月23日の会合で、現場の医師からヒアリングを行い、医師の労働時間に厳しい規制を導入すれば現場が回らなくなるとの懸念が表明されている。
 猪口会長は、「一般の労働者と同じ規制が医師に適用されると、各地で救急医療や産科医療が崩壊する可能性がある」と危機感を表明。医療提供体制の観点から実態を調査すべきとの意見があったことを紹介した。
 そのほか、「重症度、医療・看護必要度」に関するアンケート調査を全日病と日本病院会で実施していることを明らかにした。中医協の入院医療分科会で、DPC データを使って「重症度、医療・看護必要度」をシミュレーションする分析が議論されていることを踏まえたもの。看護必要度をチェック・記録する現場の負担感について調査することがねらいだ。こちらも現在集計中で、近く公表する予定である。

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全日病ニュース2017年11月15日号 HTML版

 

 

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  • [3] 重症度、医療・看護必要度に関する アンケート調査結果(要旨)

    https://www.ajha.or.jp/voice/pdf/other/150707_3.pdf

    Ⅱ.調査結果. 以下、調査結果のまとめ、および同必要度に対する要望を記す。 【1】
    病院属性について. 本アンケート調査は、全日病会員(精神のみ、療養のみを除く)1830
    病院を対象とし、664病院. (36.3%)より回答を頂いた。 【2】回答者および所属する病床
    種別について. 7:1(505名)、10:1(430名)が多く、地域包括ケア(181名)、回復期リハ(
    152名)、ICU等(111名)、. 等であり、合計回答者数は1409名であった。うち、医師数(
    374名)、看護師数(1021名)である。 ①病床種別. ②回答者. 111. 505. 430. 152. 181
    . 30.

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