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ホーム全日病ニュース(2019年)第947回/2019年9月1日号国家公務員の給与やボーナス、各種手当を引上げ...

国家公務員の給与やボーナス、各種手当を引上げ

国家公務員の給与やボーナス、各種手当を引上げ

【人事院勧告】民間との較差(月額387円)を解消

 人事院は8月7日、国家公務員の給与改定を内閣に勧告する2019年度人事院勧告を行った。民間給与との較差(月額で387円、0.09%)を埋めるため、初任給や若年層の俸給月額を引き上げる。ボーナスは0.05月分の引上げ。期末手当・勤勉手当のほか、住宅手当も引き上げる。国会で給与法改正案が可決されれば、月額給与等が4月にさかのぼって改定される。
 一宮なほみ人事院総裁は談話で、「6年連続となる給与の引上げは、職務に精励している職員にとって、士気の一層の向上につながる」と述べた。また、国家公務員の人材確保が厳しくなっている状況を指摘し、多様な人材確保策の必要性を訴えた。
 企業規模50人以上の民間の給与と国家公務員の給与を比較し、民間の方が月額で387円(0.09%)高かったため、この較差を解消し、国家公務員の給与を引き上げる。対象は27.7万人。
 較差387円分のうち、俸給で344円分、各種手当に43円分を配分する。平均給与(行政職俸給表(一))では、月額41万1,510円、年間給与680万円。勧告前との差は年間給与で2万7,000円となる。
 モデル給与例でみると、本府省課長(50歳)は月額74万6,160円、年間1,264万2,000円、勧告前と比べた年間給与額の差は4万2,000円。係長(40歳)は月額29万9,000円、年間498万2,000円、勧告前と比べた年間給与額との差は1万6,000円となる。
 改定の詳細では、俸給表について、総合職試験と一般職試験(大卒程度)の初任給を1,500円、一般職試験(高卒者)の初任給を2,000円引き上げる。30歳代半ばまでの職員の号俸は平均改定率0.1%とする。期末手当・勤勉手当は、支給月数を0.05月分引き上げ、4.50月に改定する。
 住居手当は、手当の支給対象となる家賃額の下限を引き上げる。(1万2,000円→1万6,000円)手当額の上限も引き上げる(2万7,000円→2万8,000円)。

 

全日病ニュース2019年9月1日号 HTML版

 

 

全日病サイト内の関連情報
  • [1] 矯正医官特例法の施行について

    https://www.ajha.or.jp/topics/jimukyoku/pdf/160225_1.pdf

    国家公務員の医師の給与は,民間と比べて格差が認、められるところで. すが,矯正医
    ... 国家公務員. 全国の刑務所、拘置所等において被収容者の医療や健康管理などを.
    行う医師を募集しております。 | ... 俸給表(ー)が適用され、経験年数等に応じて給与.

  • [2] 事 務 連 絡 平成 27 年 3 月 27 日 関 係 団 体 御中 厚生労働省保険局 ...

    https://www.ajha.or.jp/topics/admininfo/pdf/2015/150327_4.pdf

    2015年3月27日 ... 総務省自治行政局公務員部福利課 御中. 総務省自治財政 ... 地域手当の月額は、俸給
    俸給の特別調整額、専門スタッフ職調整手当及び扶養手 .... (1) 全国共通に適用され
    俸給表水準を、民間賃金水準の低い地域の官民較差を踏まえて. 平均2% ... 人事院
    は8月7日、一般職の国家公務員の給与改定及び給与制度の総合.

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