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ホーム全日病ニュース(2022年)第1010回/2022年6月1日号答申書附帯意見の検討の進め方を了承

答申書附帯意見の検討の進め方を了承

答申書附帯意見の検討の進め方を了承

【中医協総会】総会や入院・外来等の調査・評価分科会に検討の場を割り振り

 中医協総会(小塩隆士会長)は5月18日、2022年度診療報酬改定の答申書附帯意見に関する事項の検討の進め方を了承した。20項目の検討事項について、改定内容を決定する場は総会であることを確認した上で、主な検討の場を割り振った。
(総会で検討する事項)
 「わかりやすい診療報酬」、「不妊治療」、「医薬品、医療機器および医療技術の評価」、「データやエビデンスに基づき施策の効果や患者の影響を把握・検証できる体制」
(入院・外来医療等に関する調査・評価分科会で検討する事項)
 「一般病棟入院基本料や高度急性期医療、入院患者のより適切な評価指標や測定方法等」、「地域包括ケア病棟入院料、回復期リハビリテーション病棟入院料、療養病棟入院基本料等」、「DPC/PDPS、短期滞在手術等基本料」、「かかりつけ医機能、紹介状なしで受診する場合等の定額負担、紹介受診重点医療機関の入院医療の評価等」、「オンライン診療」、「働き方改革」、「新型コロナ対応と新興感染症等にも対応できる医療提供体制」
(診療報酬改定結果検証部会で検討する事項)
 「リフィル処方箋等」、「精神医療」、「在宅医療等」、「歯科診療報酬」、「調剤報酬」、「後発医薬品の推進」、「オンライン資格確認システムを通じた患者情報等の活用」、「明細書の無料発行」
(医療技術評価分科会、保険医療材料専門部会で検討する事項)
 「プログラム医療機器を含む革新的な医療機器や、検査等のイノベーションを含む先進的な医療技術の有効性・安全性のエビデンスに基づく適切な評価」
 委員からは、「新型コロナが2022年度改定に与えている影響の把握も引続き必要となる」(城守国斗委員・日本医師会常任理事)、また「入院・外来医療等の調査・評価分科会に負荷がかかっている印象がある」(松本真人委員・健康保険組合連合会理事)などの意見が出た。
 また、DPC対象病院の合併の報告があった。2022年5 月1 日付けで、330床の兵庫県立循環器病センター(兵庫県)と392床の製鉄記念広畑病院(兵庫県)が合併し、736床の兵庫県立はりま姫路総合医療センターとなり、合計病床数は増床する。合併後はすべてDPC算定病床となることで了承された。

 

全日病ニュース2022年6月1日号 HTML版

 

 

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  • [1] 2022.2.15 No.1003

    2022/02/15 ...中医協総会(小塩隆士会長)は2月. 2日、2022年度診療報酬改定に向けた. 議論を終えた。まだ、点数などは未記. 載だが、個別改定項目の内容と答申書.

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