全日病ニュース
地域医療構想の進捗状況を説明
地域医療構想の進捗状況を説明
【経済財政諮問会議】117施設で非稼動873床削減
加藤勝信厚生労働大臣は5月21日の経済財政諮問会議に、地域医療構想の進捗状況を報告した。地域医療構想の推進で、2025年の達成を目指す全国の医療機能別の必要病床数に向け、現段階での地域医療構想調整会議での対応を集計した。全国で公立病院・公的病院を中心に、117施設が再編・統合。非稼動病床は873床を削減し、高度急性期・急性期病床は1,512床が回復期病床などに転換する。
安倍晋三首相は、「秋を目途に、全国の対応方針の策定状況の中間報告を求める。先進事例を横展開するなど、今年度中の対応方針の策定を後押ししてほしい」と加藤厚労相に要請した。
地域医療構想策定ガイドラインに基づく推計だと、2025年の医療機能別の病床数は現状より、高度急性期・急性期で▲21万床、回復期で+22万床、慢性期で▲7万床、非稼動病床は▲7万床と見込まれている。これを目指し政府は、調整会議で医療機関同士の議論が進むことを期待している。
厚労省の「地域医療構想に関するワーキンググループ」に報告された主な事例では、◇3つの救急病院を1つの救急病院と回復期・慢性期の2つの地域医療センターに再編・統合(奈良県、南和区域、▲155床)◇民間を含めた3病院の再編・統合で機能分化(茨城県、築西・下妻区域、▲173床)などがある。
それらを集計すると、全国で合意済み施設は民間9病院を含み117施設あり、高度急性期・急性期は▲1512床、回復期は+1493床、慢性期は▲208床、非稼動病床は▲873床となった。
全日病ニュース2018年6月1日号 HTML版
[1] 厚生労働省
https://www.ajha.or.jp/topics/admininfo/pdf/2017/171003_3.pdf
2017年9月29日 ... 地域医療構想・病床機能報告における回復期機能について ... 供する機能」を有する
病棟であっても、急性期機能や慢性期機能と報告されている病棟 ... な回復期医療を
受けられない患者が多数生じている状況ではないと考えているが、病床.[2] 地域医療構想に関する意見交換会を開く|第904回/2017年10月15日 ...
https://www.ajha.or.jp/news/pickup/20171015/news06.html
2017年10月15日 ... その理由として、「高度急性期、急性期、慢性期でも回復期の病期に該当する患者が
多数入院しているからだ」と説明した ... 地域医療構想で回復期が足りないとされている
ので、これに沿って改革プランが出てくる可能性がある」と注意喚起した ...[3] 厚労省 高度急性期75%、急性期78%、回復期90%を見込む|第841回 ...
https://www.ajha.or.jp/news/pickup/20150215/news04.html
2015年2月15日 ... 厚労省 高度急性期75%、急性期78%、回復期90%を見込む|第841回/2015年2月
15日号 HTML版。21世紀の医療を考える「全日病 ... 厚生労働省は2月12日の「地域
医療構想策定ガイドライン等に関する検討会」に、これまでの議論をまとめた
ガイドライン案を提示した。 ... が一定数いるという前提で、そのうち、どの程度を慢性期
の病床、あるいは在宅医療等で対応するかは、療養病床の入院受療率に地域差が ...
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