全日病ニュース

光熱費値上げで四病協が要望

　四病院団体協議会は６月23日、萩生田光一経済産業大臣に「医療機関における光熱費（電気・ガス・燃料）に関する要望」を提出した。ウクライナ状況を含む最近の社会情勢により、光熱費の値上がりが続いている。医療機関の負担が増えていることから、「可及的速やかな財政措置」を要望した。
　四病協は、医療機関として、夜間の照明削減や冷房の設定温度の見直しなど節電対策を徹底し、政府の要請には協力すると表明。ただ、保険医療機関は、医療のコスト増を診療報酬で決まってしまう価格には転嫁できず、光熱水費の値上げ分は医療機関の「持ち出し」と訴えた。
　また、厚生労働省の事務連絡では、「原油価格・物価高騰等総合緊急対策」により、新型コロナ交付金の活用を検討するとの考えが示されている。しかし、要望書では、「地方公共団体の判断に左右される」と指摘した。