全日病ニュース

全日病総合医育成プログラム参加者を募集中

日本プライマリ・ケア連合学会、筑波大学が協力

　全日病は、「総合医育成事業」による研修プログラムの参加者を募集している。
　総合医育成事業は、全日病が日本プライマリ・ケア連合学会および筑波大学との協力のもとに提供する、総合医の育成プログラム。 高齢患者が急増する中で、臓器別にとらわれない幅広い診療、多様なアクセスを担保する診療、そして、多職種からなるチーム医療のマネジメントが求められている。
　全日病では、こうした医療ニーズの変化に対応し、新たなキャリア形成を指向する医師を支援するためのプログラムとして、本事業に着手した。
　プログラムは概ね６年以上の経験を有する医師が対象。
　プログラムの構成は、①総合診療e-ラーニング②「診療実践コース」「ノンテクニカルスキルコース」「医療経営コース」の３分野から成るスクーリング③自施設での総合診療実践─からなっており、アクティブラーニングの手法を用いたスクーリングの中で学びを深め、学んだことを自院で実践する構成となっている。研修の中で所定の単位を取得した方を対象に、本事業審査委員会における審査を通じ「全日本病院協会認定総合医」として認定される。
　プログラム参加申し込みの締め切りは５月31日。地域医療を担いつつ、高齢社会のニーズに対応するために、診療の幅を広げようと考える医師の参加が待たれる。
　４～５面にプライマリ・ケア検討委員会委員による座談会を掲載しました。