全日病ニュース

安藤副会長が初当選、国政での活躍に期待

【自民党から東京・比例区の単独で】

　10月22日に投開票された第48回衆議院選挙で、安藤高夫副会長が初当選した。安藤副会長は、自民党から東京・比例区の単独で立候補。与党が圧勝する中で、当選を果たした。
　来年４月には、診療報酬・介護報酬の同時改定が予定されるほか、第７次医療計画、第７期介護保険事業計画がスタート。さらに医師の働き方改革や専門医制度の実施など、医療行政は課題山積だ。こうした中で安藤副会長が議席を得たことの意味は大きい。全日病副会長として培った知識と経験を生かした活躍が期待される。
　野党第１党だった民進党が分裂する中で、自民党は公示前と同じ284議席を確保。公明党の29議席とあわせ、定数の３分の２を超える勢力を維持した。一方の野党は、小池百合子・東京都知事が率いる希望の党が失速し、57議席から50議席に後退。枝野幸男・元官房長官が立ち上げた立憲民主党は15議席から55議席と躍進し、野党第１党になった。
　今回の衆院選に当たり安倍首相は、消費税率を2019年10月に10％に引上げた上で、増収分を教育無償化に充てる考えを表明。消費税の使途変更に対する信を問うことを解散の理由にあげた。野党はそろって消費税率引上げに反対の立場をとった。与党の勝利によって消費税率引上げは信任を得た。首相は、消費税の使途変更の具体策を年内にまとめる考えだ。
　今回の選挙結果を受けて、安藤副会長と猪口会長にコメントを寄せていただいた。
　安藤副会長
　全日本病院協会の猪口雄二会長をはじめ四病院団体協議会、東京都病院協会、東京都医師会、日本医師会など医療・介護の各団体からご推薦をいただいた。全日病の会員の皆様方をはじめ現場の声に真摯に向き合い、日本の医療・介護を充実させていくために力を尽くしたい。
　猪口会長
　今般の選挙にあたり、各選挙区をこまめに回られ、各地で行った地域医療を守るための主張が、多くの皆様からのご支援をいただき、当選につながったものと存じます。今後は、衆議院議員として、国政の場で思う存分にお力を発揮していただけるものと確信しております。安藤高夫先生のご当選を心からお祝い申し上げます。